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私にはそのことで議論ができるほどの、まともな知識な無い
でもこのように信仰が巧みにパッケージ化されて、マーケティングされているのを見ると・・・俊哉には悪いけど本能的に不信感を抱いてしまう・・・
とはいえここに来ている人達を見渡してみると、みんな幸せそうだった
私は俊哉に言って化粧室に向かった、鏡の前で念入りに化粧直しをする
俊哉に殴られたあざはずいぶん薄くはなったものの、まだ内出血の後が目立つので、数時間置きにコンシーラーを叩きこんで隠していた
そして後で気づいたのだが掴まれた、二の腕の青あざも隠れるように、カーディガンを羽織っていた
彼に殴られたあの事件から、自分が心底笑っていないことに気づいていた
むしろ小さく微笑んだ作り笑いが得意になっていた、私はセミナー中終始ガラスでコーティングされたような作り笑いを浮かべていた
セミナーの後は近くに座っている数人の人と、椅子を輪に囲んでディスカッションが行われた
私と俊哉は二つのグループに分かれて、ディスカッションをした
見ず知らずの赤の他人だから、かえって良いのかもしれない、今セミナーで感じた事などをお互い話し合った
私はセミナーの中の「縁起の理法」が心に残ったと話した、全ての今の出来事は過去に必ず、原因があるというものだ
私は裕福だけど両親の愛を感じない家庭に育って、幼少時代に寂しい思いをしていた事を素直に話した