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とあるこどものようなみためをしたかみさまが、おんなのこをみまもっていました。
そして、おきもちがよくわからない、ふしぎなひょうじょうでほほえみなさりました。
「おっとぉ? ヒミちゃんがあの子かい? なっかなか可愛らしい容姿をしてるじゃないか」
けたけたとわらいになるかみさまに、からすがおたずねもうしました。
「えぇ、そうですよ。……え? ひょっとして、気に入ったのですか?」
「勿論さ。神様が人身御供にそういった感情を抱かずに、一体どうしようというんだよ?」
「とか口ではおっしゃっていますが、大丈夫ですか……? あなた様のような低級が人身御供なんか攫っちゃって」
「だれが低級じゃだれが」
かみさまははなしがずれてしまったことにきがつくと、ちいさくさきばらいをなさりました。
そしてあたまにつけたすずをりんりんとならし、めをほそくして、にくたらしいいつものえみをうかべなさりました。
「……じゃ、あの子連れていきますか!」
かみさまはそうことばをおとされると、まっかなとりいからおりられました。