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テラーノベル(Teller Novel)
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こんにーご!

めっちゃ今回のお話評判いいあって良かったです!

数年後とかになります。

早く描きたい!

スタート!











退院してから俺は医者から3日は休めと指示が出ていたため休んだ。









☕「彰人。これから学校…どうする?」


🥞「どうもしない、ただ行かないだけ。」


俺はゲームをしながら適当に答えた。


☕「どうしても勉強したくないのか?」


🥞「ヤダって言ってんじゃん。」


ゲームを邪魔されたこともあり少し怒り気味に言ってしまった。


☕「そう…か。わかった。」


🥞「ん…」


今俺がやっているゲームはパズルゲーム。少し頭を使わないとクリア出来ない。


☕「彰人。そのゲームはやってて楽しいか?」


🥞「んー、ムズいけど楽しいよ。」


さっき怒り気味に言ってしまったので次は誤解が解けるよう少し明るめな声で伝えた。


☕「そうか…そういうゲームなら大丈夫なのか。結構難しそうだな。」


🥞「…!とーやお兄ちゃんでも難しいくらいなら俺天才かもっ!俺ね!このゲームほとんどクリアしてるんだ!」


ゲームに興味を持ってくれたこともあり楽しそうに俺は答えた。


☕「そうか。良かったな。」


あれ、あんまり楽しそうじゃない…。

このゲーム嫌いなのかな?いや、勉強しない俺が嫌いなのかも、


🥞「あ、勉強してくるっ…!」




俺は走って自分の部屋に行き勉強を始めた。じゃないとまた無視されるんじゃないか怖くなって。






でも現実はそう上手くいかない。

分からない。

この問題の解き方。

この漢字の読み方。

どれが正解とかわかんない。

俺はついに泣き出してしまった。



流石に大きい声で泣くと見つかるだろうし静かに涙を流してた。




🥞「ぅっ…うぅっ…(小声」


ノートは涙で濡れて使い物にならない。

すべて上手くいかない。

もっと頭が良ければな。


☕「彰人…?」


冬弥が覗きに来たみたいだ。

こんな俺見たら絶望するだろう。勉強できない俺を弟と認めてくれるだろうか。


🥞「とーや…お兄ちゃんっ…(泣」


☕「彰人?!どうしたんだ?!」


🥞「ごぇんなしゃい…おれが頭悪いからっ…勉強わかんなくてっ…(泣」


☕「大丈夫だ彰人。分からないなら俺が教えるしもう勉強したくないならしなくていい。どうする?」


とーやお兄ちゃんは優しい声で言ってくれた。


🥞「も、勉強やらないっ、!」


多分今の俺の顔はぐしょぐしょだろう。

こんな姿見られたくないのに…。

とーやお兄ちゃんに抱きしめられたいと思うのはおかしなことだろうか。


☕「ほら彰人。こっちおいで。」


🥞「んぇ…?」


とーやお兄ちゃんに言われるまま俺は着いて行った。






ここはリビング。とーやお兄ちゃんはソファに座っている。何がしたいのだろうと考えている時…


☕「彰人。俺の前まで来てくれるか?」


🥞「わかった、…?」


俺はとーやお兄ちゃんの前まで来ると俺の事を持ち上げてソファに座っているとーやお兄ちゃんの膝の上に置かれた。




🥞「え、俺重いよ、…」


☕「そんなことない。軽いぞ。」


🥞「なんで…」


☕「ほら、彰人は最近無理をしてる。俺のせいでもある。だから彰人の気が済むまで俺を好きなようにして構わない。」


🥞「じゃあ…抱きしめたいって言ったらダメ?」


☕「ふふっ。いいぞ。」


🥞「…えへへっ…」



































































あれ、いつからだっけ。

俺がおかしくなったのは。


学校に行かなくなって2年。

今は中一。

今も学校に行っていない。

いや、行っていないと言うより…サボってるの方があっているのかもしれない。

小学生の時よりは学校に行く頻度は少し増えた。

3週間に1回は必ず行くことにした。

けど…行きたくない日の方が多い。

それは雨の日だった。





🥞「…行ってきます…」

☕「あぁ。行っていらっしゃい。」




行くわけないじゃん。今日は雨が降っていた。


俺は学校ではなく逆方面の人気のない路地裏へ行く。

そこはには誰もいなくて静か。

誰も邪魔しない場所。

俺にとってお気に入りの場所だった。

雨は俺を流してくれる気がして好きだった。

傘を差さずにずっと突っ立ってる。

その時間が1番大好き。

お兄ちゃんといる時より大好きな時間だった。



🥞「誰か…殺してくれ…」


ぼそっと呟いただけだった。

なんでこんなこと言ったんだろう。

俺は殺されてぇのか?

はは、…俺は、…なんのために生きてるんだ、…


無駄に海外から送られてくる大量なお金。それは海外で働いている親からのお金だった。

そのお金で生活してる。

大した食事をしないのにお兄ちゃんは無駄にご飯作って食べろ食べろって。

うるさいんだ、頭が痛くなる。

俺のすきにさせてくれればいいのに。


こんなこと考えてると大体は3時間くらいたってる。


腹減ったからコンビニでも行って飯かってまたここ来るか…

とか考えてたけど今の俺にご飯なんているか?

学校サボってる身だ。

ちょっとした罰だ。ずっとここにいよう。







それから俺は何してたっけ。

ずっと同じ場所にいるのは楽しくない。とか思ってその辺ブラブラしてるとたまに声をかけられる。


通行人「雨降ってるよ。傘大丈夫?風邪ひくよ。」


ってな。


🥞「大丈夫です、家すぐそこなので、」



そう言って話は流すが帰るつもりはない。

帰ったら長い説教。そして罪悪感が生まれる。

その罪悪感が嫌い。

まるで俺が悪いことしてるみたいじゃん。

はぁ…早く1日終わらないかな…




時間は夕方の17時。

そろそろ帰るか…と思った…が。

いや、このまま帰らなければあいつは俺を捨ててくれるんじゃないか?

そう思ってしまった。

正直に言えば俺はお兄ちゃんに捨てられたかった。

こんな俺を早く手放して欲しかった。

じゃないとお兄ちゃんが変な目で見られる。

俺がおかしいせいなのにお兄ちゃんが悪い目で見られる。

そんなのやだ。

それなら捨てられた方がマシなんだって。最近思い始めて…





ゴロゴロ…


雷だ。このまま打たれて死んだりしないかな…。

な訳な 笑


雨も酷くなってきた。

服や靴が重い。水が染み込んで重い。

脚も疲れた。少し座るか…


その辺にある駅前のベンチに座っていた。

その時俺は眠気に襲われて寝てしまった…。














???「あれ…これは…」































🥞「んっ…」


起きると雨がやんでいる。

いや、降ってる。けど俺の場所だけ濡れてな…


???「起きた?」


🥞「だれ…あ、貴方は…」


🎈「こんにちわ。いや、今はこんばんわかな。久しぶりだね。」


🥞「あ…類さん…」


🎈「ふふ、覚えてくれていてよかったよ。」


🎈「なんでここに?冬弥くんと喧嘩でもした?」


🥞「…そういう訳じゃないけど…」


🎈「じゃあ…休憩。とでも言っておこうか。」


🥞「…………何がしたいんですか、俺はもう違うところ行きます、ありがとうございました…」


🎈「まって!」


🥞「…?」


🎈「冬弥くん。君のことすごく心配してるから。帰ってね。」


🥞「…気が向いたら…行きますよ、」



















多分今帰っても怒られるだけ。

学校をサボったこと。

帰らなかったこと。





ずべこべ言ってても何も無いし…帰るか、…

























ガチャ…


🥞「………………」


☕「彰人っー!」


🥞「…………………」


何も喋らなければ…お兄ちゃんも諦めるだろ、



☕「彰人!聞いているのか…?」


🥞「………………」


俺は無言で自分の部屋に行こうとした。だがこのずぶ濡れ状態で部屋は流石に行けない。


ベタベタに濡れた髪の毛。濡れた服。ぐしょぐしょの靴。

それとおまけに通学カバンをどこかに忘れた。


あーあ、終わった。今回こそぶち切られて殴られたりすんのかな。


んなんなら死ねば…



☕「彰人。今までどこにいた。いつもの場所か?」


🥞「お前には…関係ねぇだろ、」


多分俺は昔より反抗的になったと思う。

☕「彰人…俺は心配してるんだ…それでも教えてくれないのか?」


🥞「心配とか…どうせ嘘じゃん!ほんとに心配してるなら警察とか誰かに探してもらうとか色々出来ただろ!お前は俺が帰ってきて怒るのを待ってただけじゃねぇかよ!」


☕「あ…きと、」


🥞「俺の気持ちわかんないくせに勝手なこと言わないでよ!こっちはこっちで色々頑張ってんだよ!月1で学校だって本当は死ぬくらい行きたくないっ!死んだら行かなくていいって思って死のうとした時だってあった!それを1番理解してないのはお兄ちゃんの方だろ?!いい加減…やめてよ!」


☕「ごめんっ…何も分かってあげられてなかった、彰人が嫌なら俺はこの家を出ていく。これからは好きなようにしていい。」


🥞「っ…!それは違うっ!それだけは…」


🥞「ごめ、そんなつもりで言ったんじゃない、とーやお兄ちゃんが居なくなったら俺は…嫌だ嫌だっ、行かないでっ、」

(地面に座り込んだ)


☕「彰人っ!」


(彰人を抱きしめる)


☕「ごめんな。彰人の気持ち分かってあげれなかったのは申し訳なく思ってる。俺はどこにも行かない。だからそんなに追い詰めないでくれ、ごめんな、嫌な思いさせて…、」


俺が俺じゃなくなるのはこの罪悪感が生まれた時。

死にたいって気持ちが増えて気持ち悪い。吐いてしまうのではないか。

ずっとそんな気持ち。あの時みたいに救急車で運ばれたりしねぇかな、


🥞「…死にたい」


これは俺の精神が安定する言葉。

実際死ねって言われたらどうせ死ねないだろう。

だけど死にたいと思うのは人の勝手だろ、だからこの言葉は俺の心支えになって…だなんて。気持ち悪い。


☕「彰人…お前は死んじゃダメだ。」


🥞「じゃあどうしろって言うんだよ!もう無理だ!こんなんなら最初っから期待なんてしなければ良かった、!」


☕「え…?」


🥞「お兄ちゃんなら助けてくれると思ってた!」


🥞「とーやお兄ちゃんが言ってくれたじゃん…!」


🥞「彰人は世界で一番大事な宝物って言ってくれたのに!」


☕「ー!!」


🥞「俺宝物じゃないの?とーやお兄ちゃんの1番じゃなかったの?」


☕「1番だ!1番の宝物に決まってる!」


🥞「…誰も…助けてくれない、一人で居たいのに1人は寂しい、捨てられたいのに捨てられなくない、殺されたいのに…死にたいのにとーやお兄ちゃんと喋りたい」


🥞「俺はどうすればよかったの?どうしたら正解だったの?」


🥞「俺が一番なら俺の事助けてくれるだろ?」


☕「…俺にはどうしようも出来ない、どうにか助けてやりたいけど俺には分からない。彰人の気持ちを分かってやれない。でも、1人で居たい時は1人でいればいい。寂しくなったら俺の元へ来てくれればいい。それしか言えない。捨てられなくなっても俺は彰人を捨てることは出来ない。死にたくなっても俺と喋りたければ喋りかけてくれ。それだけなんだ。彰人。」


🥞「と…やおにーちゃ…」


☕「ん?どうした?」


🥞「さむい、雨冷たい、」


☕「!ごめんな、そうだよな。お風呂入ろう。」


🥞「(でもこのまま…冷たくなって凍え死んだら…)」


☕「彰人…?彰人?」


🥞「(全部…終わり、?)」


☕「彰人!」


体が冷たすぎて…意識が飛んで…





















🥞「ん、…」


☕「…彰人。大丈夫か?」


🥞「とーや、?」


☕「雨に濡れてしまったから冷たくなって熱が出てしまったみたいだ。」


🥞「…熱い、けど寒い」


☕「冷えピタ変えるか?」


🥞「うん、」


☕「変えようか。体辛いだろ?寝てていいぞ。」


🥞「…うん…」




そして深い眠りに入った。















END




今更だけど続き描きました。

めっちゃ頑張ったのでコメントしてくれないと悲しい。

最近コメントしてくれる人少なくなって少しショック。

コメントしろよな。


おつたに。

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