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車内に乗り込むと佐野の香水なのか体臭なのか太智の鼻腔をくすぐる。
佐野先生って香水付けてはるんかな?
太智は横目で佐野の姿を改めてみた。
すらっとしたスタイルにシャープな顎のライン、キリッとした目鼻立ちの良いいわゆる良い男。
高校教師なんて勿体ないほどの容姿に感嘆した。
「佐野先生は専攻体育ですよね?僕もそうなんすよ。」
それを聞きながら”おぉ~、なっかま~!”と嬉しそうに笑う。
ハンドルを切る姿も様になる。
自分もこんなカッコ良くなれたらなぁと思いながら無意識に見つめてしまう。
『塩﨑先生、俺何かついてます??そんなに見つめられると照れちゃうなぁ~ ふふ。』
「わっ、すいません‼少し見惚れちゃいました!わ~、恥ずかしいわぁ」
と佐野の指摘に動揺し素直に返答してしまう。
そこが太智の良い部分でもあり、欠点である。
『わ~、嬉し。
・・・ねぇ、先生この後用事あります?
お腹減ってきちゃって・・・良かったら夜ご飯ご一緒しません?』
「ほぇ?」
今日は初日ということもあり心身ともに疲れた。本当はすぐに帰りたい。
しかし、初日に声を掛けてくれた優しさとカッコよさに憧れた太智はもっと佐野と居たい・知りたいという気持ちが大きくなっていた。
「あんまし遅くならんのやったら、・・・行きたいです」
鞄を抱えてもじもじと答える姿に初々しさを感じ佐野は愛おしさからか胸が熱くなる。
同じ専攻ということもあるため親近感もあり、初日なのに随分と慕ってくれているように感じるのは気のせいではないはず。
今までモテてきたことで相手が自分に好意を抱いているか・いないかを身を持って知っているからだ。
それからは太智の好きなものを話の中で拾っていき、なるべく近場で落ち着ける店へ入った。
あっという間に時間は流れお開きの時間となる。
短い時間だったが彼がノリが良いだけでなくハッキリした性格だということ、時間管理や自己管理が優れているということ、美味しそうに頬張る姿が愛おしいということ、笑顔が可愛いということが十分に分かった。
『今日、誘って良かった。疲れてるのに付き合ってくれてありがとう』
「こちらこそです!楽しい時間でした。また、明日からお願いします!」
先ほどまで一緒にいた車内が静かになり、佐野はしばらく余韻を楽しむ様に車内で過ごしたという。
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コメント
3件
こういう先生同士の恋愛系好きだわ~🫶🏻️︎💕ちゃのざき尊い早く付き合ってくれ~!!笑
うわ、めっちゃ良い雰囲気……!車内の匂いの描写から始まるのがもう既に距離感近くてドキドキしました。太智の「見惚れました」って素直な返し、めっちゃ可愛いし、それに乗っかって「ご飯行きません?」って誘う佐野先生の手際の良さ……これはもう経験値の差ってやつですね(笑)。初日でここまで距離詰められるのは、お互いの専攻が同じって安心感も大きいんだろうな。続き、めっちゃ気になります!