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1 - フラ × レミ

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2024年04月21日

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私は レミリア・スカーレット

誇り高き吸血鬼 。


私には、たった一人の妹がいる 。


「 お嬢様、紅茶ができました 。」

私が大好きな、咲夜の紅茶 。

「えぇ。いただくわ 。」

返事をし、私は口にカップを運ぶ 。

素晴らしく美味しい紅茶にうっとりした 。

「ありがとう、美味しいわ。」

心からの笑顔をむけると、咲夜は微笑み

会釈をしてから礼を言った 。


「咲夜ー ! お菓子ってある ? 」

咲夜に満面の笑みで菓子をねだる、

フランドール・スカーレット


私の妹 。


嬉しそうに菓子を受け取る彼女を見ながら、

一口紅茶を口にした 。


フランは向かいの席に腰かけると、

いつも食べている菓子の小包を開けていた 。

うまく開けられないのか、

イライラしているのが顔にでている 。

「お姉様 ! これ全然開かないわ !! 」

「ふふ、貸してみなさい 。」

私が菓子を受け取ると

フランはこちらを凝視した 。

真っ直ぐとした紅い瞳が

きらきらと輝いている 。

幸福感を覚えながら、小包を開けた 。

「はい、どうぞ 。」

「お姉様って意外と凄いのね…」

「一言余計よ 。 」

少し小生意気なところも可愛いものだ 。




「咲夜、片付けを頼めるかしら?」

「はい、仰せのままに 。」

「感謝するわ 。」

軽く会釈をして、部屋を後にした。


大きな満足感が私を優しく包み込んだ 。

途端に、眠くなる 。

ベッドに腰掛け、そのまま夢へ沈んだ 。




「ん、ふわぁ…」

電子時計を見ると am2:23 。


嫌な時間に目覚めた 。

と思い、ため息をした 。

丑三つ時、というやつだ 。

吸血鬼が幽霊を怖がるなんて馬鹿な話だが

怖いものは怖い 。

人間の咲夜はもう寝てしまっただろう 。

起こしてしまうのも悪い。


寝起きであやふやな頭を回転させていると

私の足はフランの部屋へと進んで行く 。


< ドゴーン !

雷が鳴り、暗い廊下が一瞬明るくなった 。

私は音に驚き、情けないながら

声が漏れてしまった 。

誰も居ない廊下に雨の音だけが響く 。

怖い 。 今、幽霊が来たら 。

グングニル倒せるのかしら 。

… もし、倒せなかったら 、?

怖くなって、目に涙が浮かぶ 。

こういう時に限って、

無駄に思考を巡らせてしまう 。


フランの部屋の前に着くや否や、

逃げ込むように部屋に入った 。


「あら、お姉様? まだ起きていたの?」

キョトンとした顔を見たとたん、

とてつもなく安心した 。

「どうしたの?お姉様 」

不思議そうな音色で尋ねてくる妹 。

雷が怖いから来た、なんて言ったものなら

紅魔館の主である威厳が無くなってしまう 。


思考を巡らせているとき、ふと

フランの体に視線をずらす 。


ー とても薄く、ほぼ水着のようなレースに

透けて見える白のブラとパンツ 。

「フラン… その格好は … 」

「あー、これー ? 最近暑いじゃん ?

だからちょっと透けてるのー。可愛くない ?」

むっ、として思わず言い返した。

「そんな格好をして… 姉と妹だとしても、恥じらいを持ちなさい。全く…」

ふん、と鼻を鳴らし、フランを見た。


すると、彼女はニヤッと笑みを浮かべ、

「お姉様ってばもしかして、

私の格好に照れちゃってるのー ?? ♡」

予想もしない言葉を発した 。


「そ、そんな訳ないでしょう !? // 」

思わず言いかえした 。でも、フランは

全てお見通しと言わんばかりに私の腰に

いやらしく手を回してきた 。

びくりと体が震える 。それを見たフランは

舌をだして 、

「 何その反応 ♡ 図星 ? 嬉しいなぁ♡ 」

と目を細めて私を見た 。

昼間とは別人の様に違く見える目の輝き 。

それに囚われたように固まってしまった 。

まるで宝石のように紅く澄んだ目 。

ー 美しかった 。


少しの沈黙が流れると、フランは、

私の鎖骨を細い指でなぞった 。

「んっ、 」

小さく声が漏れた 。

その声も、彼女は聞き逃さずに、

「あら。お姉様ったらいやらしいわね 。」

少し口角を上げて言った 。

恥ずかしくなり、フランから顔を逸らす 。

すると、彼女はもう片方の手を私の頬に添えて、

軽く動かし、自分の方へ向かせた 。

視線が絡み合う 。満足そうに笑うフラン 。


私は愛しさを覚え、全てを受け入れると言わんばかりに、彼女に微笑んだ 。


それを合図に、フランの唇が近づく 。

私は目をつむり、軽くキスをした 。


「今日は、永い夜になりそうね 。」

どちらかがそう言った 。

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