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……私も、信頼してる」
弥恋は続けて言う、
弥恋「かなのこと支えられるのは私だけだしねw、いいよ、付き合お」
弥恋は果爲を受け入れた。しかし今発した弥恋の言葉は、果爲が自分を信頼してくれている事への感謝と、互いに支え合う決意表明でもあった。
弥恋「最近やけにベタベタ来ると思ったら…ホント可愛いよかなはw」
果爲「そ、それは言わなくていいの ///」
弥恋「ふふ…だってほんとに…」
弥恋はそう言いながら果爲に近づき、キスをした。今までのある種の確認とは違う、純粋に信頼に足る者同士の、恋人同士の…
果爲「ん…あふ…んちゅ…///」
弥恋「ちゅ…れぅ…んく…///」
2人は時間も忘れて、目の前に確かにいることを互いに気にしながら、ゆっくりと…
気づけば30分も屋上にいたことを知った2人は、赤面しつつそそくさと帰り支度をした。
2人で行ってきた修練もいよいよ大詰めに入り、果爲だけでなく弥恋も自己の戦闘スキルの強化に入った。
弥恋「んで…今私の骨格全体にかかってるバフって実際どれくらい耐えられるの?」
果爲「私の意志の強さによるから、弥恋が危ない時に集中すれば、大抵の攻撃はパリィできるよ」
弥恋「大抵…とは?」
果爲「実演しましょうか?」
そう言うと果爲は弥恋めがけて例の手裏剣をぶつけた。弥恋はびっくりして腰が抜けたが、傷1つ付いていなかった。
弥恋「へ…まじか…」
果爲「でしょ?それなら力のリミッター外せそう?」
人間というのは本来常に体の力にリミッターをかけていて、体が壊れないギリギリを維持しているのである。だが弥恋は長年の陸上経験から、それを辛うじて外せるのだ。今となっては果爲のサポートのお陰で、全解除しても問題なく動けるのだ。
弥恋「これで私もやっとサポートできるよぉ」
果爲「認めたとはいえ、あんまり前線に出るのはだめだからね」
弥恋「でた心配性… 」
果爲「だ、大事だから…///」
弥恋「///…わ、わかったからいわんでいい…」
2人は前と違った信頼と協力の上に成り立つ訓練に、楽しささえ覚えていた。
そんな中弥恋が話し始める。
弥恋「ねぇ…もっと開けた場所でさ…本格的に戦闘訓練しない?」
果爲「そうだね…んじゃ帰り道にある工事中んとこ…あそこ今止まってるから… 」
弥恋「いいねぇw、なんかアニメとかであるやつっぽくなってきたw」
果爲「でさ、もし行くなら連れてきたい人もいるんだけど…」
弥恋「ん?」
そう言うと2人は工事現場に向かい、その1人を待つことに。
弥恋「ねぇ…誰呼んだの?、能力のこと知られていいわけ?」
果爲「いいのいいの…だって元から知ってるし。」
凪爲「お姉ちゃん!遅くなってごめん!」
弥恋「妹ちゃん?!危険だよこんなとこ来たら!」
凪爲「いえいえ、お姉ちゃんにサポートのお願いをされたので!」
弥恋「どういうこと?」
果爲「凪爲には重要な役割があるの…」