テラーノベル
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side.💜
叔父からの電話。
俺は手が震えて動かなかった。
💜「っ…っ、ッ」
出たくない。
でも出なきゃ殴られる、
出なきゃ誰かに迷惑がかかるかもしれない、
出れば俺が辛いだけで済むんだ。
出ろよ、
腕は小刻みに震える。
恐怖で自由に動かせない。
また家に戻ったら―、
💜「い゛っ、ッ嫌だっ…。」
少し待つと、一度切れた。
安堵も束の間。
すぐに新たに鳴り出す。
💜「っはーっ、はーっ、」
俺は過呼吸で見つめることしかできなかった。
何度バイブレーション音を聞いただろうか。
奴は一向に懲りない。
過呼吸による酸欠で視界が歪んできた。
助けて…ひか…る、
手元のスマホを見つめている時だった。
何者かに、スマホを奪われる。
💜「…っ?」
後を振り向くと、電話に出た照が。
わざと設定をスピーカーにして、彼は話す。
💛『もしもし。』
[ったく、やっとでたと思ったらよ!]
照は叔父に対して応答しながら、俺の背中をさすってくれる。
おかげで過呼吸も改善されてきた。
💛『どなたですか。』
[…お前こそ誰だよ、彼奴の誘拐犯か!
通報すんぞ!]
💛『彼奴って誰ですか。』
[あ?…あいつは…彼奴だよ!]
💛『自分の名前も知らない人に
親族と呼ばれるのは誰でも
不快極まりないかと。』
[チッ
うるせぇ!早く彼奴を出せ!!
彼奴の家は俺の家なんだよ!]
💛『諦めてください。
彼はもう貴方の家に戻りたくないと
言っている。』
[はぁ?証拠だせよ!]
💛『俺は知ってますよ、
貴方が彼にどんなことをしてきたか。』
[なに言ってんだよ、笑]
💛『殴って刺して?それこそ通報したら
貴方が先に捕まるかと思います。』
[…っ、]
💛『…彼は俺の“大切な人”です。
俺が彼を護るので。
その家も財産もいらないので。
勝手に貰ってどうぞ。』
💛『了承いただけましたら…。
もう二度と、
彼に近づかないでください。』
そう言って照は電話を切った。
💛『…辰哉。大丈夫、?』
さっきまでとは違う、優しい声。
俺は安心感で涙が止まらない。
💜「う゛〜っ、ひかる、っ」
涙でぐしゃぐしゃになった顔を、
照の胸筋に埋める。
💜「こ゛わかっ゛たっ、ッッ」
💛『…ごめんね、
もっと早く気づけばよかった。』
照は俺の頭を撫でながらそう言った。
💜「うう゛ん、よく気づいたねっ、」
💛『何回呼んでも降りてこないからさ。』
💛『…というか、ごめん。
勝手なこといっぱい言っちゃった、』
困り眉の照。
急に頼りない。
俺は首を横に振ったあと伝えた。
💜「俺もあの家嫌だしっ、
財産も要らないっ、
独りでどうにかする。笑」
それを聞いた照は、
俺を抱き締めて耳元で囁く。
💛『…独りにさせない。
俺さっき言っちゃった、
俺が護るって。』
💜「…!」
💛『…今年、卒業したら、
一緒に家探しに行こ。』
💜「でもっ…迷惑…」
💛『独りで抱え込まれる方が迷惑。笑』
その誘いに、
俺はもう一度涙を流しそうになる。
💜「…1歳離れてんのにさ。
俺が寝てて留年したせいで、
卒業式一緒って、面白いね。わら」
💛『…ね。笑』
俺は照の身体に包まれ、安心感で心を満たしていたのだった。
嘘の愛の関係から、
今では真実の愛を育めるようになった。
嘘でもよかったのは最初だけだった。
💜「ひかる。」
💛『…辰哉。』
もう彼らに、先輩後輩という壁はない。
嘘でもいいから愛されたくて。
本当になればいいなと思って。
お互いに歩み続けた結果の幸福だ。
ここから先、彼らの絆は、
―永遠に途絶えることはない。
fin.
Thank you for reading!!
コメント
10件
完結おめでと〜!めっちゃ遅くなっちゃったけど🙄 また来たね「護る」! かっこええわ〜💛
完結おめでとう❗️❗️ そして、ありがとう!!! いい意味で想像と違ってすごく良かった。 照は深澤のこと好きだけど、深澤は違って...でもいつの間にか二人が思ってることは同じになってる。 最初は照の片思いが目立ってたけど、病院辺りでは逆に、深澤が照を気にしてるっていうのが対比感あってめっちゃ好き。 深澤は叔父といろいろあったけど、最後は照と幸せになってくれてほんとに良かった😭
お疲れ様でした!ぴ〜ちゃん💜 ひぃ💛はふっか💜の王子様やったんやね♪ ふっか💜はひぃ💛のお姫様や♫ 祝🎉Happy End✨ ありがとぉ〜😆
#BL
junp_Sn-Fk.
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