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1、人間は矛盾している
人間は矛盾している。そう思ったのは高校に入学してから。元々私は矛盾が好きではなかった。好きな奴など少ないだろうけど。好きではないから私は自分の発言や行動をできる限り覚えて、矛盾のないように生きてきた。できる限りと言ったように覚えていなかったことで矛盾した行動をとってしまったことも多々ある。そういう時私は反省する。「今のはダメだった」、「次はこうしよう」などと。こういう風に自分が気にしているからかそ相手の矛盾もすごく気になる。具体的な出来事を一つ思い出そう。
2、性格の違い
私はバドミントン部に所属している。ダブルスのペアは相田みゆ。ハキハキしていて物事にズバッと言うけど、傷つきやすく、涙脆い。同じ部活の男と付き合っていて少し依存気味。みんなと仲がいい。だけどすぐ人を嫌いになる。例えば部活の男の先輩2人が嫌いだそうだ。そんな相田みゆからいつも部活が始まる前、部室で着替え終わって体育館に移動する時にこう言われる。
「ちょっと待って」
「一緒に行こ」
と。私は断る理由はないから了承する。相田みゆはまだ着替えている。私より後に来て着替え始めたので遅いのは仕方がない。急かさず着替え終わるのを大人しく待っている。
「ありがとう!」
と言って体育館へ向かった。
部活中、相田みゆは私のラケットを使う。私はラケットを2本持っているから普段使わない方を貸している。相田みゆは自分のラケットを2本持っているけど使いにくいらしく、1度ラケットを貸してからお気に召したようで、それからずっと貸している。
部活終わりは午後6時、そこからネットなどを片付けて、顧問の先生の話を聞いて帰ることができる。自分たちのラケットやシューズの片付けは顧問の先生の話を聞き終わるまでできない。今の季節は冬。ラケットとシューズを袋に入れて、タオルや水筒をカバンにしまう。防寒着を着る。冬は帰る準備に時間がかかる。隣にいる相田みゆは準備が終わっている。
「早くしてよ」
急かすように言ってきた。私は準備が多い。相田みゆもう同じだろうけど少し私の方がやることが多い。相田みゆは私からラケットを借りているからラケットをしまう必要が無いし、シューズはそのまま持っていくから袋に入れることもない。相田みゆはシューズを脱いで、小物をカバンに入れて、防寒着を着るという工程しかない。なので私の方が時間がかかるのは当然。相田みゆは早く帰りたいのからか、何度も急かしてくる。
私は相田みゆのことを何も言わずに待つのに、相田みゆは私のことを待ってくれない。
そう思うと、イライラモヤモヤする。
これは矛盾なのではないかと考えてしまった。