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pn様は身体が弱い
走ることさえ出来ず、ずっと一日寝たきりだ
体調のいい日は散歩をしたりと少しでも外へ出ようとしているらしい
今日は寝たきりだった。
俺はずっと少し離れた所の襖の所に座っていた
pn)…暇つぶしに遊んできたもいいんですよ…?
ふと言った。
小さな声だった。
rd)…いえ、別に暇ではないですし
rd)それに私の仕事は貴方様のお世話です
本当にそう。
本当に暇では無い。
それにこの仕事が俺にとっての暇つぶしなのだから、
俺にとって暇つぶしとはよく分からない
なので遊ぶ、と言うのも何をしたらいいのか分からないのだ
まあ、仕事してるだけで十分暇つぶし出来てるんだけどなぁ
pn)…そう、なんです、ね…
pn)…なら、僕の我儘聞いてくれませんか…?
rd)…かしこまりました、
pn)…髪をしばってほしくて、
rd)髪…
pn)はい
pn)散歩に出ると、女性の方がよくしばっていて…
pn)見ていたら、自分もやってみたいなと思ってしまって
そう言いながら顔を少しばかり赤くして言った
rd)…かしこまりました
実際しばった経験は1度だけある
昔、母さんの誕生日に髪をしばってあげたくて近所の人に教えてもらった
この経験がここで発揮されるとは…
というかもう何年も前だ、上手くしばれるか分からない…
rd)…、と
rd)どうでしょうか…?
鏡を見せる
鏡に映る彼の瞳は輝いていた
実際に手で髪を確かめたりと喜んでくれた
喜んでくれると俺も安心できるし…何故か嬉しい
pn)ありがとう、ございます…!ニコ
rd)!…喜んでいただけて幸いですニコ
…一瞬だけ
一瞬だけ感じた
胸が熱くなったのを_____