テラーノベル
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5人はあるラジオ収録所のような場所で頭を抱えていた。
kb「なー、ここほんまにどこなん?」
ru「前に脱出した『匿名希望より』の部屋と似てるけどね」
cn「だとしたらちょっとバグ多くな〜い?」
md「バグって言うカデータが抜け落ちてル感ジじゃナイ?」
rd「も〜、どうすれば良いんだよ〜!」
cn「まー、とりあえず散策かな〜…」
かくして5人は1人で色んな部屋を散策することとなった。
kb「はぁ”…なんでこんなことやらなあかんのか…」
きょーは1人客間のような場所を散策していた。
「…このミッション?っちゅうのもよくわからんし…」
ある一つの紙を少し見つめた。
やがてくしゃくしゃと雑にポケットに仕舞い込んだ
「…今悩んでもなんともならんか…」
ぐるりと室内を見回す。
扉から見て左に革製のソファ。
真ん中に木製の机。
その反対側にも革製のソファ。
窓が一つあり、本棚も絵画も飾られている、それなりに豪華な部屋だった。
「…つっても情報無くねぇか…?」
本棚を眺めていたきょーが、ふと一つの本に目が止まった。
背表紙には「赤い部屋」と書かれていた。
作者はかの有名な「江戸川乱歩」だった。
ぺら、とページを捲る。
内容を要約すると、
刺激を求める7人の男が家具や壁、床などの部屋のすべてを赤くした「赤い部屋」
で恐ろしい話を披露しあっている。
その赤い部屋は会員制で、7人のうち6人は会員で、今回の話し手である「T氏」は新規会員だった。
そのT氏が、「自分は今までに99人の人を殺してきた」と語り始める。
そして何より、自身を「殺人鬼」と称していた。
彼の手口は、法には問われない「偶然」や「過失」を装った巧妙なものであった。
例を挙げると、目の不自由な人にわざと間違った方向を教えたり、
驚かせ事故を誘発する、と言った証拠の残らないものだった。
話を終えたT氏は100人目の犠牲者として、自身の命を絶った。
銃でじぶんを撃ち、倒れたT氏の周りには血が滲む。
だが、それはおもちゃの銃と偽物の血であり、
今まで語った話もすべて作り話だと言うことが判明する。
「……見事なまでのどんでん返しやなぁ…」
こんな話もあるんだな、とパタリと本を閉じ、本棚に仕舞い込んだ。
同時刻
ru「うーん…散策っていってもなぁ…」
レウはキッチンへと足を運んでいた。
丁寧に整理されたまな板や包丁。
埃や傷ひとつさえなかった。
と、壁のタイルに不自然な凹み《へこみ》があるのに気付いた。
ぐっ、と押してみると、上にあった簡易棚が押し出されるように前に出てくる。
それは引き出しのようになって、棚が取れる仕組みになっており、それを外してみると
奥にはある一つの紙があった。
「…企画書…?」
それは、普段自分たちが「こんなゲームをやってみたい」「これやりたい」
などと案を出すための記録で、実際はパソコンなどのメール上でやり取りされるものだった。
「…てことは、プリントされたものってことか…」
が、内容はところどころ黒で塗りつぶされており、詳しくは読めなかった。
「…まぁ、企画書があるだけ収穫か。」
「あとでみんなに見せよう」
丁寧に折りたたんでポケットに紙を仕舞った。
代わりに別の紙を取り出して眺める。
「今⬛︎⬛︎の⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎ことを遂行する、自分の⬛︎⬛︎をちゃんと⬛︎⬛︎⬛︎こと…か」
その紙をまた丁寧に仕舞って、またキッチンの探索を始めた。
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