のだ(とは言ったものの…かなたは何をしてるんだ?)
風ノ宮「ふぅ…やっと死んでくれた」
西乃「おま、何、すん…」
のだ(な、何が起きてるの!?)
風ノ宮「何って…今まであなたがしてきたことを10で返しただけ。100やってるあなたと違って優しいでしょ?」
のだ(100やってる…?何を言ってるんだ?なんの事??)
風ノ宮「まぁ、結局腹切る事が1番楽ちんだけど…人が来ないところだから苦しむことになるだろうけど、まぁ頑張って。」
西乃「はぁっ!?あんた、ほんと狂ってる!」
風ノ宮「じゃあね。」
のだ(腹を切る…!?それはとてつもなく痛いはずなのに…!どうしてそんなこと…、助けてあげないと!)
西乃「う……」
のだ「君、大丈夫!?」
西乃「は?何お前、きも。未確認汚物生物が話しかけてくんな」
のだ(おぶつ、?)
西乃「てか、いつから見てたわけ?見てるだけじゃなくて、助けてよ。あいつ、まじ犯罪…」
のだ(とても痛そう…どうにかして助けてあげたいけど…)
風ノ宮『100やってるあなたと違って優しいでしょ?』
のだ(…あれは、一体どういう意味…だったんだろう?100やったって?)
のだ「ねぇ、君は100何かやっちゃったの?」
西乃「は?100何かやったって…あんたに何がわかるの?私の何も知らないくせに。てか、助けろよ。質問一個一個答えてく暇なんてなくなってきてるんだわ、こっち。」
のだ「そ、そうだよね!ごめんっ」
ていうか…助けるって何をすればいいんだろう?絆創膏を沢山貼ったら治るかな?絆創膏は傷を治すためにあるから大丈夫だよね!
のだ「たしかここに絆創膏が───」
西乃「…あんたさぁ、さっきから馬鹿にしてるの?絆創膏でこの傷治ると思ってんの?頭おっかし」
のだ「え?絆創膏は傷を治すためのものだよ」
西乃「…そんなんで治ってたら病院は要らないっての」
のだ「あ!ここにあった!「キズナステッキ」!」
西乃「…ホント舐めてるわ」
のだ「な、舐めるものじゃないよ!これはね、傷を数秒で直せることができるの!」
西乃「…へー、そりゃ凄いな」
のだ「ほら、ここに当てて……治った!」
西乃「おお、スゲーな…」
のだ「でしょでしょっ?」
西乃(…ところで、コイツはなんなんだ?変な動物…動物って言っていいのか?まぁ、敵では無いわけだし…味方?ではあるな。…それにしても、風ノ宮のやつ、私に向かってあんな風な態度…)
西乃「…おい、汚物」
のだ「のだだよ!」
西乃「…のだ」
のだ「なぁに?」
西乃「風ノ宮を殺してくんね?」