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太中短編集(過激中心)

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太中短編集(過激中心)

4 - ストーカー、黒の時代

♥

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2024年04月02日

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プルルル…プルルル…

鳴り続け、止まらない電話。

俺は布団の中で毛布に包まり、遠くから電話が鳴り続ける携帯を見詰めた。、

 _そう、正しく俺は今、ストーカー被害を受けているのだ。


初めて気がついてのはもう2ヶ月も前だろうか。

任務が終わり、部下と一緒に飲みに行った帰り、家へ向かっていふと後ろから視線を感じた。気配もする。

俺が一歩2歩歩くとその影も同じ分だけ動き、俺が止まるとその影も止まった

誰だこんなことするやつは…と思い、今まで来た道を戻り辺りを見渡すも、その姿は見つからなかった。

なんだか怖くなり、俺は家へ向かって走って帰った。

家へ帰りがちゃん、としっかり鍵を閉め、俺は靴を脱いだその時…… 

ドンドンドンドン

扉を強く叩く音。

俺は思わずびく、と肩を揺らした。

家の中から、インターホンでその人物の姿を探ろうとするも…

その人物はパーカー、サングラスをかけマスクもしており、顔を伺う事は出来なかった。

ドンドンドンドン

止まらぬ扉を叩く音。

この扉を開けて犯人を殴れば済むものの、全身に恐怖が襲いかかり動くことが出来ずその場で腰を抜かし情けなくも涙を流してしまった。

扉を叩いてた人物は俺が涙を流し始めたと同時に叩くのをやめた。まるで此方の様子を伺っているように。

10分ほど時間が経てばその人物は去っていったが、俺のこの恐怖は消えることがなかった…


その日以降からだ、その人物と思われる人から電話が毎日かかってくる様にったのは。

1度だけ電話に出て、『なんでこんな事をするんだ!!』と涙目になりながら電話口に向かって叫んだ事がある。

そしたら電話の奥の人物が微笑む気配がしてそのまま電話は切れた。

通話を拒否するようにしても、何度も何度も新しい電話番号になってかけてくるものだから俺はもうそいつの名前を『ストーカー』という名前で電話番号に登録した_


俺はそのストーカー被害に悩まされ、誰にも相談出来ず、一人で悩み、眠れなくなることが増えてきていた。

目の下あたりの隈が濃い。

俺は化粧をし、隠す事にした。


太『あれ、中也じゃん。』

本部内で久しぶりに出会った太宰。

中『げっ、なんでおまえが此処に…』

一応相棒ではあるものの、太宰は幹部になり会うことも少なくなっていたのだ。

太『私は今から自殺をしに行くところさ。』

中『てめ、真面目に仕事しやがれ!!』

こんな巫山戯た会話をするのは何時ぶりだろう…俺は心の中で安堵した。


太宰『はぁあ、もう君と話してるとこんなに疲れる……』

中『うるせ、俺のセリフだわ…』

暫く言い争い、お互いゼイゼイ、と息を荒らげていたところにふと太宰は俺にこう問いた。

太『…ねえ、最近眠れてないの? 』

俺のそばに近寄り、優しい手つきで目元を拭った。

中『んっ…いや、寝れてるし…』

太『…化粧で他の人は騙せても、私は騙せないからね。 』

いつもの様に、俺を見抜くような視線。

俺はもう叶わねえな、と思いストーカー被害のことを話した。


太『へぇ…私の犬にそんなことをする輩が…』

中『変なこと話しちまってわりー…』

太『んいや、大丈夫さ。…ねえ、家に帰って扉叩かれるなら、今日私の家に来ない?? 』

中『えっ…、あ良いのか……?お前にまで被害が及ぶかもしれないのに…』

太『いーの良いの!!それじゃあ今日私の家に来てね!!』

太宰は元気そうに手を振りながらこの場を去った。


俺はの日、さっさと仕事を終わらせ太宰の家へ向かった。

今は太宰の家にいる。という安心感が凄く、俺は早めに眠れる様に先にシャワーを浴びた。

太「あれ、もうきてたんだ…てかもうお風呂入ったの?!」

中『ん、まあな…』

俺はうとうととしながら答えた。

太「…眠いの?」

中「おう…」

太「そっか…おやすみ。」

太宰は俺を抱き締めてくれた。

太宰は暖かかった。布団に行かねばならぬというのに俺は太宰の腕の中で眠ってしまった。

太「… ふふ、ありがとう、ちゅーや♡」

その声が、意識が遠のく前に聞こえた気がした。


中「…ん、あれ、此処は…」

目が覚めれば知らないところにいた。

太陽の光もなく、全面コンクリートの部屋、動いてみよう。と足を動かした…

が、望みのまま動いてくれることはなかった。何故なら…

両手両足に鎖が繋がれていたから。


っ、なんだよこれ…?!?、

俺はその鎖を壊そうと異能力を発動させようとした…

太『わー、やっと目が覚めたの??』

が、太宰に触られ強制異能解除。俺は目を見開いた。

中「だざっ、なんだよこれは…?!」

俺はせめてもの反抗で動きまくってみた。

太「んー、首輪をつけられた犬みたいだね…ふむ、今度は首輪も買ってこよう♡」

太宰は此方に全く聞く耳を持たなかった。

太『あ、そーいえばちゅーやにみてもらいたいものがあるんだけど.』

なんだ?と思い、太宰の方へ視線を寄せる。

太宰はスマホを2台取り出した。一台は俺のもの、もう一台は…太宰のものだろうか??

太宰が自分のだと思われしスマホを操作し、誰かに電話をかけた。

すると、俺のスマホがプルルル、と大きな音を出した。

俺は目を見開いた。何故なら…

俺の着信画面は、『ストーカー』という名で表示されているからだ。


中『…は??、』

太『んふふ…うふふふ…ッ、ちゅーやってさぁ、本当に鈍感だよね…♡』

太宰は2台のスマホをそこらに適当に投げ俺の前に跪いた。

中『…は???』

太「この二ヶ月間君は本当に可愛かったよ♡私が初めて君の家の扉を思いっきり叩いたあの日、涙を流しながら腰を抜かしてたよね?あれはもう本当に可愛かったなぁ…♡」

太『他にも…んふふ、一ヶ月前の今日、君は寝室で自慰やってたよね?朝起きたらビンビンに此処がたってて、誰もいないのに、周りの視線を気にしながらこうやって…先っぽいじってたよね?♡(グリグリッ♡)』

中「ぁッ…ッなんで知って…//」

太『なんでってそりゃあ…君の部屋に隠しカメラ置いたからね??(グリグリ♡)』

中『やめ…ッやめろ…っ、何であんなことをしたんだ…ッ//』

太宰は前をいじりながら楽しそうに笑っている。

太宰『なんで、ってそりゃあ…君、警戒心が無さすぎるんだもの。(カリカリ♡)』

ズボン越しに触り続けられ、何処かもどかしさを感じた…

中『はぅッ…っ警戒心…?//』

太『そう、一体君の部下何人が君に恋心抱いてると思うのさ…それに気付かずあんなに部下の前でお酒飲んで…はぁ、私の犬って自覚が無さすぎだよ…(カチャカチャ)』

遂に太宰は俺のズボンを脱がし始めた。

鎖に繋がれてるため反抗できねぇ…くそ…っ

中『おれは…ってめえの犬じゃねえ!!』

太『んふふ…っ、いつまでそんなこと言ってられるかな?♡♡ 』

太宰の目は獣の様だった_


駄作駄作((

太宰にストーカーされる中也っていいよね(

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