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「ご褒美は前払いで」
💚💙
⚠️微🔞・過激な表現あり⚠️
(自衛お願いします)
正門side
メンバーの晶哉と2人っきりの飲み会。
2人での仕事が終わり、流れてそのまま行こうと安易に決めた飲み会だ。
「お疲れ様会」とかいうちゃっちい名前を付けながら、俺たちは捕まえたタクシーに乗り込む。
正門「……○○○○までお願いします。」
運転手「了解です。」
俺が目的地を言い終えたと同時に、タクシーのドアがバタンと閉まる。
晶哉は疲れたのか、壁側に身を任せていた。
正門「晶哉。疲れた?」
俺の声に気がついた晶哉はいつもよりフワフワした髪の毛を風になびかせながらこっちを振り向いた。
佐野「んー、ちょっと。」
正門「………嘘やん。絶対。」
佐野「……ほんまやってー。笑」
そう言いながら笑うものの、車窓を眺める晶哉の視線は流れゆく景色に動じていなかった。
正門「……………相当疲れてんなー。」
佐野「…………疲れてへんって。」
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佐野side
佐野「なんで今日誘ってくれたん?」
襖がキッチリと閉められた、2人で飲むには少し広い個室に俺の声が響く。
正門「…んー、なんとなく。」
佐野「……ほんま?」
正門「嘘つく意味あるか? 笑」
そう言って正門くんは重いはずのビールジョッキを軽々と持ち上げ、口に運ぶ。
飲み会などに慣れている人の飲み方だ。
佐野「…………ええよ。」
正門「………え?」
佐野「…もう話してええよ。」
正門「ん?」
そうやって笑ってるけど。
今日は話したいことがあって誘ったことぐらい分かる。
佐野「正門くんが何も無しに誘うわけがないやん。」
佐野「流石の俺でも分かるよ。」
正門「…フッ」
正門「…でっかくなったなあ!晶哉!」
……………やっぱそうやん。
正門「お前にしか話せんねん。」
…またそう言って。
正門「……な?」
“俺”にしか話せん言うて。
そうやってまた。
正門「………ご褒美あげるからさ。」
“ご褒美”
佐野「……………分かった。分かったから。」
正門「……はー、晶哉最高。」
俺は正門くんの手の中だ。
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正門side
佐野「…正門くん流石にそれは」
「言うこと聞く」って約束したくせにそのお願いを聞いた瞬間に必ず否定から入る晶哉。
正門「…できへんの?」
別に俺は、強要をしたいわけじゃない。
“ご褒美”はちゃんとあげるから、晶哉がええならお願いしたいだけ。
佐野「……いや、」
こんな反応されたら、
俺が無理強いしてるみたいになるやん。
正門「…だから、出来へんのやったらやらんくていいって。」
佐野「違う。」
正門「…違うならなんなん。」
晶哉の目が、時間が過ぎれば過ぎるほど泳ぐ。
同時に、少し乾燥気味だった肌に汗が滲んでくる。
佐野「…………やるから。」
だからこんな反応されたら、
正門「…なんか俺が悪者みたいやな。 笑」
あ、この発言も、
佐野「……………………」
俺が悪者みたいになって。
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佐野「個室予約したのもこれが理由やったんや、」
正門「俺なりの優しさやん。」
佐野「うん。」
正門「……なんかあんま乗り気じゃないん?」
佐野「いや」
正門「……なぁんかやりにくいな。笑」
佐野「別に気にせんといて。」
正門「……うん。」
“ご褒美”は大体前払い。
じゃないと晶哉がやる気にならないから。
正門「…体勢どうしたい?」
佐野「いつもみたいに、乗っかってもらって、」
正門「……口に出すの恥ずくないん? 笑」
佐野「…言わすなや。」
晶哉が仰向きになり、俺が上から乗っかる。
要するに、馬乗り状態。
白くて細い首に両手をかけ、静かに唇を落とす。
佐野「…ん、」
触ってみれば、しっかり脈打ってて、あったかくて、こんなに白くても晶哉はちゃんと健康的に生きていると分かる。
正門「…大丈夫?」
佐野「…うん。」
俺の下半身が晶哉のかたくなっていくものに当たっていることには、気付いている。
正門「……お前、……ほんまに変態やな。 笑」
蔑みの目で見下ろしてみたけど、よりかたくなったから、きっと逆効果だったのだろう。
正門「…………締めてええ?」
佐野「…はい。」
両手に力をかける。
これでもかってぐらい、強く。
佐野「ンっ、………」
晶哉の呼吸が乱れる。
額に脂汗が滲む。
俺の指が白くなる。
死んでしまうんじゃないかってぐらい、
苦しそうな顔をする。
正門「……晶哉、」
佐野「ッ…だ い…………、じょ、……ぶ」
本人がそう言うなら……と、より強く締めることができるくらい、俺はまだ人間を捨てていない。
俺だって人の首を締めることに、抵抗だってある。
抵抗だってあった。
最初は。
徐々に晶哉の目に涙が浮かんでくる。
血が回らなくなった俺の両手に、晶哉の白い手が覆い被さる。
俺の腕を掴んで、軽く握ってくる。
それが終わりの合図。
パッと手を離せば、通行止めを食らっていた血液が俺の指先に流れてくるのを感じる。
佐野「っ、はぁ゛……はっ……ぁっ、…はぁ……ッん、…はぁ、」
晶哉の白い首には、赤い手形がクッキリと残った。
俺が締めた証だ。
正門「……ごめん、晶哉、」
お願いされた側ではあるものの、やっぱり毎回謝ってしまうのは、きっと俺が普通の人間だからだろう。
佐野「っ、…ううん、…はぁッ、…ありがと。 笑」
晶哉は嬉しそうに笑う。
溜まっていた涙が、今頃頬を伝って床に落ちる。
晶哉のズボンの膨らみが目に入った。
正門「………えぐいな、こんなんで勃つって、」
佐野「…見んな。」
正門「…なんや、」
正門「恥ずかしいっていう感覚はあるんや。」
佐野「…当たり前やろ。」
正門「首締められてる時の顔見られる方がよっぽど恥ずいやろ。」
佐野「…そこまで気回るわけないやん。」
正門「……何が楽しいん、 」
佐野「……生死を行き来してる感じ。」
正門「…分からんわ。 」
正門「…ほんま変なやつ。」
佐野「…変なのは正門くんもでしょ。」
正門「…………俺? 笑」
佐野「誠也くんに対しての愛が異常。」
正門「……えー、?」
佐野「…好きだけならまだ分かるけど、」
佐野「”スマホ盗って欲しい”は無いわ。」
正門「…………ご褒美貰い終わったからって本音言い出すんやめてや。」
佐野「……しかもタチ悪い、」
佐野「俺にやらすとか、…正門くん普通に犯罪者やって。 笑」
正門「………でも晶哉は、これでええんやろ?ウィンウィンやし。」
佐野「…それは、…まあ、」
正門「…俺にしか言ってへんしな。その性癖。」
佐野「…性癖ではないやろ。」
正門「性癖やろ。」
この関係は、いつまで続くか分からない。
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Mari