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「俺の予想どうり、ゆずが1番だ」


「やっぱり、一条様の仕業ですね」


「だったらなんだ?」と悪びれることも無く言う


「そいう、投票はダメじゃないですか!あ、組織投票!ダメ絶対!」


「誰がダメと言った?理事長か?先生か?どっちにしろ、俺が決めたことが正しい」


うわっ、ムカつく…全人類から、この発言で炎上して叩かれればいいのに…


でも…


モブA『まぁ、一条家だから仕方ないよな…』


モブB『そういう俺様的なところがかっこいい♡』


モブC『事実だから、炎上するほどでもなくね?ていうか、男の俺でもその発言はカッケーって思う…番にして貰お』


ってなりかねない!


この世の中イケメンと、家柄があればほぼなんでも出来る


しかも、一条様みたいなトップの家柄だったら国さえも動かせそうだし…学校なんて一言言っただけで、変わるもん


「はいはい、一条様が正しいですよ」


「そうだろ?」


もうめんどくさくなって「で、何しに来たんですか…?」と早く話を終わらせようと思って質問


「飯食べに来た」


そうだった、ここ食堂だった…


「じゃあ、早くテーブルに座って注文してください!」


「なぜ、ゆずがしてないことを俺が命令されるんだ?おかしいだろ…」


そ、それは…


「と、とにかく!僕も食べますから!翼くん、唯くん行こっ」と言ってその場から離れるけど、一条様も着いてくる


「なんで着いてくるんですか!」


「いいだろ?知り合いなんだから、別に一緒にご飯食べても…あ、知り合いって言うよりかもっともっと密接な関係だがな…」


密接な関係…


「ゆずたん、そこまで言ったの!?」と天満様が口出してくる


それに加えて「さすが、一条様♡狙った獲物は逃がさないタイプですね!」と親衛隊隊長が言う


ていうか、ゆずたん呼び許可したっけ?


「俺たちだって、深い深い関係になってるよ」と月城様まで割り込んできた


唯くんはどんな反応してるんだろうと思って見たら頬を赤らめている


なんだ、リア充になってしったのか…と思ったが、次の瞬間、グーパンチを月城様のお腹に入れていた


唯くんまでそっち側に行かれると、本当に困る


共感してくれる人が1人もいないのは、寂しいからね


さらに「ふーん、やるじゃんゆず…あ…ゆずくん…」なぜか、呼び捨てからくん呼びに変わった、一ノ瀬様も入り込んできた


多分、一条様の中で俺以外呼び捨てするのはダメってふうになっているんだと思われる


今もすごく睨みを効かせてる


それでも、僕を呼び捨てにするかおりくんは例外なのかな?


かおりくんならそんな鋭い目でこちらを♡って絶対なってるから…


僕は別にどういう呼び方でもいいんだけど、一条様はそうはいかないらしい


「一条様、僕は別に呼び捨てでも…」


「ダメだ。何馴れ馴れしく呼んでんだ。ムカつく…殺してやる。俺だけが呼んでいい特権」


「別に、特権与えたわけじゃないし…」


「逆に、僕はなんでも呼んでくれたら嬉しいですけどね」


「じゃあ、ゆずたん」


「・・・ちょっとキモイ…」


鳥肌がゾワゾワした


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