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重いく肩苦しい空気の中、私達は静かにお昼ご飯を食べている。
暗い気持ちに陥るのは当然…。
仲間であるchkさんとkcさんが、、狩人に捕まってしまったんだから。
「はぁ───」
思わず溜め息が溢れる。
隣で共にお昼ご飯を食べるrimrは、そんな様子の私をそっとしてくれる。
でもきっとrimrも同じ気持ちだろうに。
これからの撤回策を考えるにも、頭が回らない。
相当脳内にショックを受けているんだろうなぁ。
なんてぼやんやり考えながらお昼ご飯のカレーライスを口に入れる。
暗い気持ちのせいか、いつもは美味しいはずのカレーも美味しく感じない。
それどころか、感触がおかしいくらい。
お昼ご飯を食べて、気分が晴れるわけもなく、逆に余計に下がりきったような気がする。
というかそもそも狩人たちは、人間であるchkさんまで連れて行きましたよね、、
たしかに事情聴取などで人外のことを探るのは分かりますが、かなり強引に連れて行かれたように感じる。
私達側としては、chkさんが…もちろんkcさんも、あちらに情報を漏らさないことは確信しているし、
rkがいるくらいなんだから、狩人側にもそれはきっと想定の範囲のはず。
本当、人間って心の狭い方達だ…。
そう諦めの思いで、目を閉じた時──
htmn「mmさん……!rimrさん…!」
ガチャッ…バッタン!
激しく慌てた様子でhtmnさんが部屋に入ってきた。
大きな物音がなったときはビビりましたけど、、htmnさんが来てくれたのでひとまず安心。
htmn「chkさんとkcさんが……」
落ち着きのない声ではぁはぁと息が荒い。
それにchkさんとkcさんの名前が出るということは、そちらにも情報が行き渡ったのでしょうね…。
「まずhtmnさん、焦る気持ちは分かりますが落ち着きましょう。
かなり息遣いが荒れています、、」
私は座って下さいと椅子を引いて、背中をさする。
htmnさんが深呼吸を数回する内、段々と息が落ち着いてきた。
そろそろ、、話せそうですね…
htmn「ふぅ、、ありがとうございます、」
「いえいえ。それよりchkさんとkcさんの話ですよね?」
htmn「あっ、はい…!先程chkさんとkcさんがこちらの牢獄に連れられてたんですが……!!」
余程、切羽詰まってるようで、前のめりに話を進める。
というかもうお二人が牢獄にたどり着いていたんですね、思ってたより早いのでは…。
そう思ってふと時計を見ると、さっきchkさんkcさんが連れて行かれてから既30分は過ぎていた。
…もうこんなに過ぎてたんですね。
確かに、ご飯を食べてるときも気分が下がってたりして時計なんて見てなかったし、
時間を気にする余裕もなく、体感で居たけどもうそんなに経ってたんだ。
「そちらの情報は私達も手に入れています……。
というか、すぐそこで捕らえられていたので、私達も目撃したんですけどね、苦笑」
htmn「……っ!!」
驚きと戸惑い声が出ていない。
まぁ、、私だってhtmnさんの立場ならそうかもしれません。
rimr「正直助けたかったですけどねぇ…
今飛び出せば、自分たちも捕まっちゃうし、能力使ってもバレてしまうじゃないですか」
rimrは渋々…というように溜め息混じりに言う。
本当に、それはそう。
「そうなんです、あの現場には“rkがいた”んですよね…」
私は冷静かつ沈着にボソリと呟く。
何気ないつぶやきかと思ったけど、htmnさんにはそれが驚きで仕方がなかったらしい。
htmn「えっっ、rkさんが … !?」
きっと今までずっと傍に居た存在だからこそ、人外から見るrkさんは違うのだろう。
私だって似たような気持ちを感じたことがありますしね…。
「……さて、どうするかですよ」
私は心を改めて三人で向き合う。
ふと数日前には五人と騒がしいくらいだったのに。
「もちろん、助けに行きます。助けに行くんですが、、
私一つ、作戦があるんです。」
指を一本突き立ててみせる。
これはあまりいい案ではないんですけどね…。
htmnさんとrimrにその作戦を説明する。
見てる方々には、まだ秘密にしておきましょう。
それいいですね、そう言わんばかりにコクッと頷いてくれる。
なら賛成でいいですね。
何回新しい作戦実行するんだって話ですけど。
“ 大胆 ” に動くのも時には大事ですし 。