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創作、やってきます!物語やってきたいんですが創作とかはあんまりないので暖かい目で見てください!
主人公『』
その他「」
ー約18年前ー
よく晴れた日にその子はよく大きな声で産声をあげ王妃の腹から生まれた
「王妃殿下…!無事お生まれになりました!元気な王子です」
「まぁ…可愛い愛しの子…」
「王妃よ」
「王、元気な王子です…」
「おう…よく頑張ってくれた…よく…!」
「はい…名前を決めなくてはいけませんね…」
「名はアルベルト」
「アルベルト…アルベルト・グレーダス…」
「どうだろうか」
「…いいですね…とても…アルベルト…素敵な名前を貰いましたね…」
ー数年後ー
「アルベルト王太子殿下〜!!?どこにおられますか!!?」
「王太子殿下〜!!?どこですか〜!!!」
「どうしたのかね」
「騎士様…!アルベルト王太子殿下をお見かけしませんでしたか?」
「う〜ん……見てないなぁ
なんだまた王太子殿下とかくれんぼをしているのか?」
「そうなんです…王太子殿下かくれるのがお上手なので…1度隠れられると見つけ出すのに時間がかかってしまって…それにこの後は座学の授業がありまして…」
「はは!なるほど王太子殿下は座学が嫌いなようですね」
『ほら!シエル!マラ!早く行かねぇとバレるって!』
「ちょっと待ってください!殿下!」
『シエル!もう少し体力つけろよ!魔法にも剣術にも体力は必要だろ?』
「そーそー、シエルは魔力量は殿下よりかは少なくても普通に多いんだから体力ないと損だよ」
「マラは黙ってください!貴方も体力ないでしょう!」
『はは!ほら!こっちこっち』
アルベルト・グレーダス…この王国の第一王太子だ。白髪はシエル。シエル・サルヴァトーレ…この王国の二大公爵家があり、二家は王族の子供を守り支え、その子供が死ぬまで仕えるである。サルヴァトーレ家の長男…そして藍色の髪はマラ。マラ・ラルクアン…二大公爵家のもう一つのラルクアン公爵家の長男である。
この歳は珍しく俺が生まれた年の次の年にマラとシエルが生まれた。なので自動的に2人は俺のお守り役である。
二人の家はサルヴァトーレ家はいわゆる魔法使いの家系で魔法が魔力量や魔法の知識は魔塔に引けを取らない。一方ラルクアン家は剣は王国随一と言っても過言じゃない
なので代々王家の子供の剣術、魔法は両家の当主直々に授業をしてくれる
俺は第一王太子であるがため次の王として育てられる…なので命を狙われることは多々ある…アルベルト…俺を推す第一王太子派…そしてもう一人アルベルトの弟であるハレナース…第二王太子派を推す派と分かれている…理由?
理由は簡単、アルベルト…俺が帝王学をまともに受けようとしないから
帝王学とは王の子供が次の王になるための…まぁ要するにお勉強だ
剣術や魔法の授業だけは真面目にいい子で受けるけど帝王学だけはどうも性にあわない。
俺は外で動いてたい…それに大人になっても玉座に座って貴族共と一緒になって会議なんかしたくない。俺は王宮の外を見たいんだ
外を見てどんな状況かを確かめてちゃんと民たちが喜ぶような政治をしたいんだ
だから弟に玉座は譲る…俺は外に出て状況を弟に伝え弟に変えていってもらいたい
『シエル!マラ!バラ園の方へ行こう!』
「たく…!怒られますよ」
『俺は王族の第一王太子だ
誰が怒れるんだよ』
「それもそうですね」
『次はどこに隠れるかな〜』
「まだやるんですか…??」
『当たり前だろ
帝王学の授業時間が過ぎるまでだ』
「後々殿下が後悔しますよ」
『言ってろ〜俺は王になる気は無いの』
「ほんと…」
「そんなこと言えるのアルベルトだけだな」
『はは!だろ?』
「……けど弟君達は王位継承権を得るにはまだ少し先です」
『そうなんだよなぁ…』
王国建国してから法律は幾度となく変わってきたが…1箇所だけ変えられない部分があった。
王位継承権の法だ。難しい話は省くが今の王国は男女問わず第1子に生まれた子は生まれた瞬間から王位継承権を与えられるが、それ以降の子は成人…つまり18歳にならなければ王位継承権は与えられない
これは権力争いに辟易としていた初代の国王がこの方は何人たりとも変えることはできないと定めた唯一の法であった
なのでハレナースももう1人の弟も18にならなければ継承権は得られない
だがアルベルトに何かあった時の為にハレナース達にも帝王学を学ばせている現状だ
『別に譲るし』
「あなたが譲りたくともハレナース様達はお受け取りになりませんしできません。なので18になるまで待つか大人しく王になりなさい」
『えー!!やだよー!!座ってばっかの政務ばっかとか!』
「そんな事言わないでください」
『…やりたくないものはやりたくない…剣術や魔法の方が楽しい』
「分かりますけどね」
『だろ?体動かしてた方が楽しい』
「捕まえた」
『わっ!!』
「アル坊ぉ〜???」
『げ、ルース叔父貴…!』
ルース叔父上は今の国王の弟にあたる人だ
つまり叔父貴からしたらアルベルトは甥っ子である。
「先生困っているぞ」
『座学は楽しくない!それにマラもシエルもその時立ちっぱだ…だったら体動かさしたい』
「「殿下…」」((嘘だろうな))
「それもそうだなぁ〜けど王位継承者や王族しか受けると色々問題が起きるんだよアル坊
王族以外が受けるとお前の地位も王族…お前の父にも関わってくる」
『…でも…』
「じゃあ俺と勝負してお前が勝ったら今日の授業は受けなくていいぞ」
『まじで!!!?』
「嗚呼、俺から先生に伝えておこう…だが負けた時はいじけず授業をしっかり受けること!いいな?」
『はい!』
「じゃあ剣術か魔法の勝負、どっちが」
『剣術!!』
「じゃあ何本勝負だ?」
『1!』
「お、いいのか?3回じゃなくて」
『うん!いい!』
「終わったあとに駄々をこねるなよ?それならいいぞ」
『はい!』
「じゃあ2人は」
「審判をします」
「ルールも通常と変わりませんよね?ルース王弟殿下」
「嗚呼、相手が降参したらだ」
『はい!』
「OK」
4人は訓練場へ訪れた
「ルース団長お疲れ様です!!」
「おーお疲れ様〜少し訓練場使っていいか?」
「は!今団員をどかします!」
ルース叔父さんは王国衛兵隊の団長で話しかけたのは副団長だ
副団長が団員に大きいな声を出すと団員は真ん中を開け端っこへ集まっていた
「悪いな〜!お前ら」
「いえ!」
「アル坊が1本勝負したいって言うもんだからよぉ」
「なるほど、そういう事でしたか」
「嗚呼、審判はここにいるマラ坊とシリィーがやるからよまぁ休憩だと思って見ててくれや」
「はっ!」
『絶対叔父貴に勝ってやるからな!』
「はは!!勝てるといいなぁ〜??ほらアル坊」
ルースはアルベルトに木剣を投げ渡す
「さっ、勝てて授業サボれるといいな?」
『何がなんでもサボる…!』
結果はアルベルトのボロ負けだった
『くっそ!!』
「口が汚いぞ〜アル坊」
『ルース叔父貴に勝てない!!!』
「駄々こねるなよ〜」
『こねないよ!!!』
「お、偉いぞ!」
『もぉ〜!!どうやったら勝てるの!!?』
「なんだ、今回は惜しいところに言ってたじゃないか」
『でも勝てなかった!!』
「はは!年数がちげぇよアル坊!」
『もぉ!!腹立つ!!もう行こ!シエル!マラ!!』
「はいはい、行きますから」
「前見てないと転ぶぞアル坊」
『うるさい!』
「だいぶ嫌われてるなぁ〜…」
「本当に今回は惜しかったですね」
「お前から見てもわかっただろ、マラ坊」
「ええ、ルース叔父上殿下」
「お前らからそう呼ばれるのはちょっと距離があるなぁ〜…」
「仕方ありません
俺はただの公爵家の長男で貴方様は王族の方なのですから」
「アル坊みたいに叔父貴でいいんだけどなぁ…」
「周りの目というのがありますので」
「それでマラ坊に何か罰則がついても困るもんなぁ?」
「ええ、俺はアルベルト殿下のそばを離れる気は毛頭ありません
何があっても」
「はは!今離れてるのはいいのか?」
「今はシエルが付いてるので大丈夫です」
「…随分信頼してるんだな?」
「当主同士は仲が悪いようですが俺らは知りません
第一印象は最悪でしたがアルベルトに絆されたようです」
「はな!!あいつは天才だな」
「ええ、とてもそう思います」
『おーーい!!マラ!!早く来いよ!!!』
遠くからアルベルトが声をかけた
「嗚呼!わかった!ではルース叔父上殿下失礼致します」
「…転ぶなよ」
「…はい」
マラはアルベルトの方へ走っていった
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ここで一旦切らせていただきます!
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