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バビルスの問題児は魔界警察署副部長

第28話 - 海賊編

1,271

2025年12月07日

#魔主役

#zmメイン

#ボンベ·ゾム

#zm

#wrwrd

#むんさんあーと。

無@前垢あるよ

かいぞくへーん！！！

この回いろいろ明かされるぞ！！

START▶️

ある日，いつものように我々師団室についたゾムだったのだが、今日は珍しく静かで心配になる。どうしたのかと思いドアに手をかけようとした時、ドアに貼ってある紙が目に入った。

ゾム）､､､えー、なになに?バカンスに行ってきます、お悩み相談は週明けに､､､なるほど、俺はハブられてしまった訳やな。

前遊びに行ってたもんなぁ､その時に決めたんかぁ。､､､自業自得、やな。そりゃこんな付き合い悪いやつ呼びたくないよな。グループ魔イン､､､は、新しいグループ作ったんか。気まずいやろうしなぁ、シャオロンから呼ぶの忘れてたってきてるけど，まぁ嘘、なんかな。､､､慣れてたはずやのに，ちょっと、ほんのちょっと悲しいなぁ。

ゾム）､､､とりあえずシャオロンに魔イン返しとこ。

大丈夫！書類しとく！とシャオロンに魔インを送って，師団室の扉を開ける。いつもは誰かが必ずいたから，ちょっと寂しさを感じつつ机に置いてある書類に手をかけた。企画書，アンケート，相談者リスト､､､ある分だけやっておいた方がいいだろう。遊んだ後って仕事したくなくなるからなぁ。そんなことを思いながら手を進めていると，不意に扉が開いて、そっちに目を向けた。

？？）ゾム！！久しぶりやなぁ！！

エーミール）ぱ、パトロンさん！！計画は！？

？？）そんなんしるか。俺ら知り合いやし。

エーミール）無茶苦茶ですよ！！

止めているエーミールと、その隣にいるのは古くからの仲間（・・・・・・・）。あぁ、いつぶりだろうか，こんなに胸が高鳴るのは、！！

ゾム）っシッマ〜！！！！

コネシマ）うおっ！？んはは！！末っ子気質はまだまだ健在やな！！

ゾム）久しぶり！！元気しとった？連絡一つもくれへんかったから寂しかったやん！！

コネシマ）ちょっとあれから忙しくなってもぉてな！でもガッポガッポや！！

ゾム）流石しんまや！！まだ投資続けとるん?

コネシマ）んまぁな！あ、トントンの金出そうとしてたのは俺な！裏金ちゃうから!

ゾム）シンマのお金か！なら納得やわ！でももっと出せたやろ?出してくれればよかったやん!俺が出す羽目なってんけど！！

コネシマ）それはごめんやん！今度飯奢ったるから！！な！

ゾム）飯行ってくれるん！？めっちゃ楽しみやわ！！約束な！！

エーミール）す、ストーップ！！！！！

耐えきれず，という様子でエーミールが止めに入る。そんなエミさんに2人は不満そうな顔を向ける。

ゾム）なんやエミさん。なんで止めるんや。

コネシマ）今感動の再会しとってんぞ。

エーミール）いやいやいや！？私のこと置いてけぼりにしないでください！！マシンガントークすぎるんですよ！！先にお二人の関係を！！はいどうぞ！！

珍しく＿別に珍しくないが＿焦っているエーミールに向かい，ゾムはそう言えば知らなかったな，と思い少し申し訳なく思いながら答えた。

ゾム）俺とシンマは同中やねん。そこでひとりぼっちになってた俺に話しかけてくれたのがシッマ。俺からしたら初めての仲間。

コネシマ）？初めてやっけ。なんかお前ちっさい時に一人おったとか言ってなかった?

ゾム）あー､､､てぃーくんのこと？てぃーくんは1日限りやったし，まだ貰ったものは残してるけど，きっとてぃーくんのほうは捨てちゃってるやろしなぁ､一方通行っていうか､､､

コネシマ）ふーん。

てぃーくん、ゾムの口から出すには幼すぎるその名前は，きっとゾムが忘れることできない名前。ゾム自身があの時は幼かった。滑舌が悪かったゾムに、言いにくいからと提案してくれたあだ名はてぃーくん。てぃーくんとしか呼ばなかったから，本当の名前は忘れてしまったけれど，それでも、ゾムの心にてぃーくんは刻まれつづけた。そしてさすが心がないシマ。こんな悲しい出来事にもふーん。という気まずさのかけらも感じられない言葉で返すという心のなさ。

コネシマ）そういえば､､､バカンス，なんで行かんかったん?

ゾム）､､､んふふ、シッマも察し悪くなったなぁ。置いていかれたんよ。俺。

コネシマ）は？

ゾム）まぁ最近は仕事多くて付き合い悪かったしな。しゃーないとは思っとる。

コネシマ）仕事って、けいさt…

ゾム）シッマ！！！

コネシマ）あ、内緒やっけ？

ゾム）当たり前やろ！こんなん知られたら，！！

コネシマ）すまんすまん！で？置いていかれたんやな?

ゾム）､､､手違いやと思ってるよ。あいつらがそんな酷いことする訳ないもん。

心のどこかではわかっているはずなのに，どうしても否定したくなってしまう。だって、あいつらは俺の宝で，大好きだから。

コネシマ）へぇ。ま、提案やねんけどさ，ゾム，

ゾム）何?

コネシマ）俺と海賊，やらへん？

エーミール）え？

ゾム）は，？

ゾム）んふふ！波風が気持ちいいわ！！

コネシマ）落ちんなよ〜！！

2人＿エミさんは来れなかった＿が今乗っているのは海賊船。３人が乗るのに大きすぎるぐらいにはちゃんとしたやつだ。もちろんコネシマの私物である。そんな船で向かうのは___

コネシマ）お！船長！！目標（ターゲット）が見つかりました！！

ゾム）よし！！コネシマ！！ちょっとびびらしたれ！！

コネシマ）あいあいさー！！

ﾄﾞﾝ!ﾄﾞﾝ!

そう言って放たれたのは大砲。大方一般悪魔に向けるものではない。いつものゾムならそんなことしないが、今はテンションが上がりすぎていた。

ゾム）あ、シャオロン出てきた。

コネシマ）撃つか？

ゾム）流石にやめとくわ､､､メガフォン持っとるし、多分こっちになんか言ってくると思う。いややなぁ､､､

流石に当てたら大問題なので大砲はしまい、シャオロンの話を聞いてみることにした2人。そんな中シャオロンが口を開いて言った

シャオロン）へいへいゾムさん！！なーんでお前がきてんの！！！

ゾム）見ての通りやけど！！

シャオロン）せっかく俺がゾムは置いていこうぜって連絡網から外しといたのに！！

ゾム）、！！

シャオロン）いやぁ、ちょっとした仕返しのつもりやってんけどなぁ？お前いっつも用事で遊ぶの断ってくるし、ふざけてると真面目にやれとか冷めたこと言ってくるし！でも、ガチで怒っちゃったぁ？ごめんねぇ〜！！

､､､はは、やっぱりそうか。おれ、避けられてたんや。そりゃそうよな、おれが仲間なんて，作っちゃいけなかったんかなぁ、心のどっかで否定してた。認めたくなかった。置いていかれたのはたまたまやって。シャオロンが連絡くれてたから，みんな悪気はなかったんやって、！！でも，やっぱ結局こうなるんや，わかってた，わかってたけど、！

ちょっと，悲しいなぁ。

ゾム）､､､ぐすっ、んぐ、

シャオロン）え！？ぞぞぞ、ゾム！？！？

コネシマ）､､､ゾム、泣いてんのか？

ゾム）うっさい、泣いてない、！！

コネシマ）ふは、そうかそうか！でも今のでわかったやろ。俺ら（新我々師団）の方にこい。

ゾム）､､､返事は後で。ちょっと視界がぼやけとるけど、あいつらぼこしてくる。

コネシマ）おう！！援護はまかしとけ！

ゾム）ん。ブタミンゴ、あっちまで乗せてってくれるか？､､､よし、いい子や。

船を降りて，ブタミンゴの背中に乗せてもらう。大丈夫。一人でできる。

ゾム）､､､酷い奴らやと思わへん？ブタミンゴ。大丈夫。殺しはしぃへんよ。ちょっとした海賊ごっこや。

海賊ごっこなんて､､､てぃーくんとやったぶりやなぁ。なつかしい。そういえば、てぃーくんと会ったのって海やったんや。そうそう、てぃーくん泳ぐの苦手で，魔術かけてあげてた。そしたらめっちゃ驚いてたなぁ。俺が船長でてぃーくんが船員。その日は夜まで遊んだっけ。､､､その日、その日やったなぁ。辛いも，幸せも，苦しみも，全部味わったの。

ゾム）お前ら金目のものよこせ！海賊や！

ウツ）ぞぞ、ゾムさん？キャラ変しすぎじゃないですか、？

ゾム）あ？るせぇ。俺を捨てたんや！後悔させてやるわ。

ショッピ）捨てたって､､､シャオさん、何余計なこと言ったんですか。

シャオロン）､､､ぞむぅぅ、！！あれは冗談やんか、！！

ゾム）許す気はないで。だってこんな楽しいの久しぶりやもん。

チーノ）理由になってねぇよぉ、！！

トントン）､､､ま、余裕ぶってたら足元掬われるぞ。ゾム。

ロボロ）そうやぞ！！たとえお前が強くても，今は6対1やねんからな！！

ゾム）､､､あれあれあれ？お前ら目悪いなぁ？ここに船員がおるはずやねんけど。

コネシマ）んはは、ほんまやなぁ。アホの集まりやん。な、船長。

ゾム）んふふ、頼もしい右手やわぁ。