六年後
キャンベル公爵邸宅
ドタドタと、屋敷中を走り回る複数の足音でいっぱいになる。
「カトリーナお嬢様!ー」
「カトリーナお嬢様ぁぁ!!!」
沢山の声で私を呼ぶ声が響く。
庭にある1本の大きい木の枝にドレスで座る私こと カタリーナ・キャンベル、
ピンクがかったサラサラのまっすぐ金髪ロングヘアに エメラルドグリーンに輝く瞳。
今何をしているかって?かくれんぼです!
泣きながらメイド長のエリザベスに頼んだら了承してくれたのです!母様たちに内緒で!あら、隠れていた庭師のカムロン様が捕まりました。てことは、今回も私が最後なのですね!!クックック今回こそ勝つぞ!!
ここは自信があるのだ!。
大っきい木だから私の今の家の3階を見下ろすぐらいに高い!下は……..見ないぞ?
「カナ みーつけた」
げ…下からの声に顔が歪む。
顔立ちがやはりよく、金髪の髪を緩く肩でひとつに結っているサファイアの瞳1歳上で、優しく、才能に恵まれた自慢の兄です。
「ジル兄様見つけないでください〜」
私は下を見ないように、プンスコ文句を口にする。
「それより降りておいでカナ」
ジル兄様は優しく降りてと言うが……..いくら登れても降りることは不可能っ…….. うぅ…….. うるうるした瞳で兄を見つめる。
兄は、ハッとして青ざめる。
その瞬間私は、大声を出して泣いたのだった。数分後……
兄様の護衛騎士アイザック様が、私を魔法でどうにか降ろしてくれた。
怖かった……でも楽しいんだよなぁ。お礼をいうと、
「これくらいなんのこともないですよお嬢様」と微笑んでくれた。 屋敷に入る。 体を洗い、身支度を整える。
終わったと同時にまず母様が帰宅!(今日は、久々の家族での晩御飯)ニッコリ笑顔で出迎える。金髪のサラサラした、腰まである長い髪にサファイアの瞳、ふわふわしていてマイペースの母である。
綺麗だなぁ 次に少しの時間差で父様が帰宅笑顔で出迎えると、私に勢いよく抱きつく。
うぅくゆしい…… 銀髪の短い髪にエメラルドグリーンの瞳。親バカである。
近衛騎士団の団長である。これがなければかっこいい父なのだが…… ジル兄様に助けを求めても知らんぷり、私はどうにかしてその場をやり過ごしたのでした。 次の日
チュンチュンと、子鳥のさえずりが聞こえ合う。
コンコン とノックを2回軽快な音と共に声がする。 もう1回音とともに
「カタリーナお嬢様〜入りますよー」
1人のメイド…リリが私の部屋に入った。 「起きてください、朝ですよー」
んん……まだ寝たい布団の中に深く入る
「お嬢様〜?」リリは、私のかぶっていた布団をバサッと、取り上げてしまう。
「いつもありがとう。リリ〜」まだ思いまぶたを擦りながら、ベッドの端に座る。
顔を洗い、服を着替え身支度を整えると、食事を取りに別の部屋に移動する。先に食べてい母さまとジル兄様に おはようございます と声をかける。
「あぁ、おはよう。また遅かったね?ちゃんと眠れた?」
とジル兄様が
「おはようカナちゃん〜相変わらずお寝坊さんなのですね」と母様が
うぅだって眠いんだものプックラとほっぺを膨らませて私はいつもの席につき、食事を取り始めた。
食事を終えた私は、屋敷の探検に出る。 大好きなピンクのフワフワ兎の人形を抱いて、今日は書庫に行くつもりだ。フフ楽しみだなぁ。その時ズキンと頭に痛みが走る。
「っ……..!」
痛みがおさまる。なんだまぁ、いっか……その場をあとにした。
いくつかの曲がり角を歩いたあと、私の背より何十倍もでかい扉が進んだ先にあった。
ずっしりと重たそうな扉は、まるでお前には開けれないと言わんばかりに私を見下ろしている。
多分ここが書庫なんだろうけど…開けれないよぉ!!こんなことならリリについて来てもらえば良かったぁ。
後悔を膨らませ、うろちょろする。
「どうなさったんですか?カタリーナお嬢様?」優しそうな老人の声に私は、期待を込めて振り返る。
「書庫に入りたくて……」モジモジと顔を上げると、目の前には、白髪の優しい笑みをうかべたおじさんがたっていた。
無事に書庫に入り、私はわぁ——……と歓声をあげる。
1000、いや数え切れないほどの本がずらりと本棚に丁寧に並べられ私を待っていたかのように本たちから音が聞こえる。
「こんなに、本の精霊から求められるなんてさすがお嬢様ですね」
執事の服の上に茶色のローブをきた、おじさんことロミオンドがニコニコしている。
「いやぁ(照)」私はうさぎの人形を抱きながら照れの笑顔を見せる。すると
「ねね、君ここの子?ロミーの知り合い?」少年の声が耳元でする。
「うわぁ!?」私はおもわず叫ぶ。
「あ、びっくりさせてごめんね」
「こら、お嬢様をびっくりさせてはいけないだろ?」 ロミオンドがそういうとどこかで
「うぅ」と言う声が聞こえる。
「ねね!ロミオンドどこにいるの?誰がいるの?」
私は当たりを見回す。
「あぁ小さくて見えないよね」そう言うと、ロミオンドの横に突如私ぐらいの背の男の子が現れる。
「この子は精霊だよ、お嬢様声と姿まで感じ取れるんですね!」
顎をさすさすと撫でる。
「僕は、知識と風の精霊!君は?」茶髪の髪にエメラルドの綺麗な瞳。
「えっと私は、この家の娘カタリーナ・キャンベルです!」 私は小さくおじきをする。「え!あの、冷徹騎士の!?意外だなぁ」マジマジと私の顔、全身を見る。
「コラコラ、そんなに見られてしまったらお嬢様が可哀想だろう?」
「あ、ごめんね?」と、同時にポふっと白い煙が男の子を包むとそこに姿はなかった。
「あーもう終わっちゃった。ごめんね僕あまり出来なくて」私の目の前に姿を見せる
「契約をしていない精霊は、少ししか人の姿になれないんです。」と、ロミオンドが言った。「残念……..」私は、肩を落とす。そして、色んな精霊さん達とさっきの精霊さんと、楽しく本を読んだり選んだ。
コメント
1件
いいね(੭) ›ω‹ )੭))) 多かったらもう1話出すかも……?