YG(ユンギ)side
AM9:00
いつものように、病棟内を歩いているとPHSの呼び出し音がなる
YG「はい?」
JN「ユンギヤ~ヘルプ来て」
YG(またかよ)「今行きます」
遠くの方から聞きなれた声が聞こえる
部屋が近くなるにつれて声も大きくなる
???「ユンギヒョンじゃないとしない!!」
YG「おいおい今日もかよ」
YG「ジンヒョンヘルプ来ました 」
JN「ユンギヤ~」
JN「グガの聴診やって、ユンギヤじゃないとしないって言うこときかないらさぁ」
いやいや、自分の担当患者だろと思いながらもグガの聴診を始める
YG「グガ服脱いで」
JK「やだ」
YG「胸の音聞くだけだから、痛くないだろ」
そう言うと、イヤそうな顔をしながらも服を脱いでくれる
YG「息吸って吐いて」
JK「終わり?」
YG「ん、終わり」
YG「ジンヒョン、グガ終わりました」
JN「ありがとう 」
ジンヒョンはそう言うとグガをつれて部屋を出ていく
多分、採血をするのだろうと思いつつ永夢の聴診をする
YG「永夢服脱いで」
YG「息吸って吐いて」
YG「ん、Ok」
YG「永夢、吸引するか」
と言うと永夢は、ええー、と言いあからさまにイヤだといった顔をする
それもそのはず、喘息の薬はとてつもなく苦い、
その上永夢は吸引が苦手で、毎回咳き込んでいるからだ
YG「ええーじゃないだろ 」
YG「吸引しないと苦しいままだぞ」
YG「それでもいいのか?」
M「やだ」
YG「じゃあ頑張れ」
そう言いつつ吸引の準備を始める
YG「永夢ゆっくり息吸えば咳き込まないから」
M「ケホッすぅゲホッゲホゲホ」
YG「ゆっくりゆっくり」
M「スーハーゲホスーハー」
YG「よし、頑張った」
M「もう、二度こんなのしたくない」
YG「じゃあ二度としないように点滴頑張ろうか」
M「ホントにそれだけは絶対にしたくない!絶対」
M「ヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダ」
何回言うんだよ
YG「腕出せ」
M「絶対にしない」
永夢は、腕を布団でガードするもやはり相手は大人だ
すぐに布団をはがされ腕をがっちり捕まれる
するとそこにたまたまジミンが部屋に入ってきた
JM「ユンギヒョン点滴するんですか?」
YG「ジミナ腕抑えて」
ジミンは、はいと言うと永夢の腕を抑える
ユンギは、手際よく腕を消毒し針をさす
M「痛い痛い痛い痛い!!針抜いて! 」
YG「永夢、暴れんな」
JM「頑張れ」
ユンギは、針を刺した後、腕を固定する
M「グスッ痛かった」
JM「もう終わったじゃん」
M「刺したところがジンジンして痛いの」
そう言う永夢は、少し眠そう
その姿を見たジミナが、
JM「お昼ごはんの時まで寝てていいよ」
と言うと、眠くないとと言いつつ欠伸をする
YG「欠伸してんじゃねぇか(笑)」
そう言うと、永夢はしぶしぶ布団に入り、数分後、寝息をたてた
点滴の片付けをしているとジミナが、一言
JM「神様って残酷ですね」
YG「え」
YG「どうした」
JM「あっ、いやただ単に僕達は、健康に生きて行けてるのに」
JM「何で永夢達は、毎日毎日辛い検査や点滴、発作に耐えて 」
JM「頑張ってるのに良くならないんだろうと思って」
YG「ジミナ、厳しい事を言うが」
YG「それが、現実だ」
YG「当たり前のように上があれば下もある」
YG「恵まれる奴もいれば恵まれねぇ奴もいる」
YG「かと言って、何も出来ない訳じゃ無い」
YG「ジミナにできることは何もないのか?」
そう言うと、ジミナは、はっとしたような顔で
JM「僕に出来ることは一緒にいてあげる」
YG「ん、そう思うなら一生そばにいてやれ」
YG「なんだかんだ皆ジミナのこと大好きだから」
ジミンは、とっびきりの笑顔で、
JM「はいっ」
と言った
ユンギは、去り際に小さな声で
YG「神様なんかクソ食らえだ」
と言った
だがジミンには、その声は聞こえていない
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