いふと僕と純恋は“技術の水晶”がある洞窟に行った。いふが水晶の前に行くと、上から声が聞こえた。「ほう。君はここの人じゃなさそうだ…おっと、離れないでくれよ。」いふはびっくりして腰が抜けてしまった。何回目か分からないけど、そのくらい怖いのだろう。「君が使える技か…君は奏の技を使う事が出来るよ。ただし、一つだけだけどね。今君の脳波に埋め込むから待っててね。」といっていふは目を瞑って、10秒くらい経った時に、また目を開いた。そして僕の方を向いて、走ってきた。「なんかね、あたまに、ぽわわぁ〜って。」僕に説明しようとしてたんだろうけど、あまり伝わらなかった。
洞窟を出る時、もう夕暮れだったので帰ることにした。
部屋に入った時、寿々が僕に話しかけてきた。「彷徨い人って、好きな人を守る事が出来れば消えるらしいわ。」といって本を開いて机に置いた。そこにはこのように書いてあった。
彷徨い人は、其の世で必要無い者が物質として移行する事で産まれる存在。但し彷徨い人は自分自身の使命を果たす事で元の世に戻る事が出来る。
僕はその文を見て、真っ先にいふを見た。いふは今、楽しそうに絵を描いている。いふの使命ってなんだろう。
そんな事を考えていると、緊急アラートが鳴った。僕たちは速攻で武器を持って、部屋から出ようとしたが、いふが僕の服を掴んだ。その姿に心打たれた僕はいふを連れて走った。
現場に行くと、目が1つしかない鉄の塊のような異変物が居た。僕たちは武器を出すと、一斉に飛びかかった。異変物も負けずと反撃する。僕は技を繰り出した。「集録、第三の殊、シークレットサウンド!」その他、皆も技を発揮したが効く気配がしない。すると異変物の体から生えた鉄のような腕によって純恋、寿々、三元が捕まった。思いっきり地面に叩きつけられて、皆苦しそうだった。僕と、クレイズネスやメズリア、翠和や葵など、皆戦い続けた。だが、結局皆無限に生える腕のせいで捕まってしまった。
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