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紫 × 桃
ホラ ー 表現 🈶
地雷さん 🔙 推奨
神様 、 どうか ____
ある夏の夜 。 俺はスマホを片手に 、 紫の家に向かっていた 。
どうやら 『 相談したいこと 』 があるらしい 。
最近は俺も紫も忙しくなってお互いの家に行く機会は減っていたのに 。
なんて考えながら歩いていると 、 道に迷ってしまった 。
一旦引き返そうと反対方向を向くと 、 街灯に照らされて小さな祠がぽつん 、 と建っているのが見えた 。
まるで吸い寄せられるかのように俺はふらふらとした足取りで祠に近付く 。
祠はみすぼらしく見えるものの 、 きちんと手入れされているのできっと他の人からは大切にされているのだろう 。
早く紫の家に行かなきゃなぁ 、 と思うものの 、 足が動かない 。
… 早く紫の家に …
( ____ どうして ? )
ふと頭の片隅で声が聞こえる 。
どうして 、 って …
( 行った所で紫は俺を見てくれないのに ?
紫にとって呼び出しに応じてくれるただの都合のいい存在になるだけなのに ? )
頭の中で響く声に俺は俯いてしまう 。
… 薄々気付いていた 。
紫の視線がいつも赤に向いていること 。
紫は俺のことなんて頭になくて 。
ただ赤に想いを寄せていること 。
… だけど 、 それでも 、 俺は ____
「 珍しいね ェ 、 こんな場所に人が居るなんてね ェ 」
突然聞こえてきた声で 、 俺は我に返った 。
視界いっぱいに人の顔が写し出されて俺は思わず後退ってしまう 。
「 び ッ ?! … くりしたぁ … 」
ホラ ー 苦手じゃない俺でもこれはびびる 。 声出る 。
声の主はどうやら老人のようだ 。
おじいちゃん って言われても納得できるし 、 おばあちゃん って言われても納得できる 。
謎の老人 !! って感じ 。 ( ? )
そんな ( 謎の ) 老人は俺の不躾な視線に気を悪くすることもなく 、 ただ 「 ひゃっひゃっ 」 と独特な笑いを漏らす 。
俺は突然自分が迷子だということを思い出して口を開く 。
「 あ 、 すみません 、 俺道に迷っ ____ 」
「 アンタ 、 随分熱心にオイノリしてたみたいだけどさ ァ ? 」
「 え 、 ぁっ 、 はい … ? 」
俺の言葉フル無視 ?? 傷付くよ ??
ってか 、 この人笑い方だけじゃなくて話し方もだいぶ独特だな …
「 オイノリしてたんなら気 ィ 付けな ァ 。
そこン神様はち ィ と捻くれとるからね ェ 」
「 はぁ … ? 」
意味が分からない 。
「 オイノリの仕方間違えたらどエライこっちゃなるからね ェ 」
忠告 … だろうか 。
よく分からないまま 「 ありがとうございました 」 と頭を下げる 。
頭を上げると 、 もう老人はいなかった 。
𝕟𝕖𝕩𝕥 ♡ 300 ⬆️
コメント
3件
一旦続き気になりすぎたから300まで連打しといた 😼 ほらーだいすき 感謝