テラーノベル
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どうも、お久しぶりですね。
てことで、新しくふうしゅうが始まります。
季節外れのお話になりますが…
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秋の季節になれば、
金木犀の木が並ぶ、道ができる。
別に寄ろうとも思っていなかったが、せっかくなのでという適当な理由だ。その道に行けば、綺麗なオレンジ色が見える。
その辺は、金木犀の甘い香りが鼻にきて、とても良い。
そんなことを考えていたら、強い風が吹いた、その瞬間_
金木犀の木の花が大きく揺れる。そしたらその下にいる人が、俺の目に映った。
「あ…、」
アメジストの様な瞳に、揺れる淡い紅色の髪…
心做しか、その人の顔は、火照っていた。
「どうも 」
「あ、ぁ…どうも。」
「貴方も金木犀の花…見に来たのですか?」
可愛らしい見た目とは、違い落ち着く低音の声が俺の耳を占領する。
その声で、男性というのを理解した。
「いえ…帰り道で。」
「そうだったんですね。」
「「も」って言ったので…、貴方は見に来たんですね」
「そうです。金木犀の香りが好きなので。」笑
にこっと笑う顔が、随分と子供じみている。
「でわ、失礼します。」
「えぇ。」
きっちりと会釈をして。彼は、この場を去った。
その時、何かが落ちる音がした。
その場を見れば、しろくまのキーホルダーが落ちていた。
「彼のか…?」
彼の物かもしれない…というか彼の物だろう。
後ろを振り返れば、もう彼は、そこに居ない。
「あの…」
「はい?」
「赤髪の人が、何処に向かったかって知っていますか?」
「嗚呼…、あっちのカフェの方だよ」
「ありがとうございます。」
ちょっと歩き、そこら辺にいる人に話しかけ情報を得る。
カフェ…この辺りにはカフェはひとつしかない。
そのカフェを求めて、走る。
よく、風のように速いと言われている。
そんな、足でカフェに行く。
すぐにカフェにつけば、扉を開く。
そこいたのは、赤髪の男性
「あの、」
「?あ、さっきの」
「これ、落としましたよ?」
「ありがとうございます。キーホルダー、落としてたんですか…」
彼は、また会釈をする。
その度に揺れる赤髪が綺麗だ。
「お礼に、カフェ奢ります!」
「いいですよ…」
「お願いします。」
「…じゃあ、お言葉に甘えて…」
窓際の席に座り、珈琲を嗜む。
「お名前って聞いてもいいですか?」
「え?えぇ…縁時 風速です。」
「縁時さん…」
f「貴方の名前は…?」
「和澄 綉人です。」
f「和澄さんですか…いい名前ですね。秋にちなまれて」
s「秋生まれなので!」
f「そうなんですね…」
他愛もない話を続ける_時間が過ぎていく
店の前で少しだけ話す
s「せっかくですし…連絡先交換しませんか?」
f「いいですね…LINE、これです」
s「ありがとうございます!…では!」
f「では…」
彼の笑顔が、後ろを向く。
後ろ姿も愛くるしく感じるのは、何故だろうか…
彼のLINEを見る。
アイコンは、あのキーホルダーのしろくまに背景は、金木犀だった。
想像の範囲内で、笑みが零れてしまう。
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これは、恋に少し疎いピュアで甘い香りのする、大人の恋のお話だ_
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1話目終了です。
続きをお楽しみに
さよパニ
コメント
3件
青春は大人になっても終わらない……!! しみじみと思わせてくれる話だぁッ、 甘酸っぱいっ、!!最高だぁッッ💗
なんだか神作なヨカン!☆ すぅぅごいさいこーです! めちゃめちゃめちゃめちゃ楽しみにしてますぅぅぅぅ! 頑張ってくださぁぁぁぁい! 続き待ってます、、!