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未来の君に手紙を

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未来の君に手紙を

2 - たった1話の物語

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2022年09月08日

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「皆さん初めまして。東 蒼葉です。皆さんはタイムカプセルってご存知ですか?私は、過去に1度だけ願いを込めて書いた手紙をカプセルに入れたんです。今見返すと、馬鹿馬鹿しい内容でしたよ…w内容はこうだったんです。」

『未来の私へ。

未来の私は何をしていますか?何を叶えたいですか?今の私は、今の自分を好きになることです。未来の私に質問です。未来の私は自分が好きですか?きっとなにか変わっている事があるかもしれないです。でも、無いかもしれないです。だとしても、変化がある事を願います。どうか、未来の私が楽しめていますように。

過去の私より。』

「って。過去の存在しない私に言います。今でも、私は自分が嫌いです。弱い自分を隠して強い自分を出そうとするからです。そんな自分とっとと消えてなくなってしまえばいい。そう思う日が日々増えて、自分に対する憎しみが募って来てます。そんな事簡単に出来てしまえばとっくの昔にやってますよ。でも、心のどこかにいる自分がそれを拒むんです。何ででしょうね。家族に出来損ないと罵られ続けたくせに。何故…こうも生きる事にしがみついているんでしょうね。ダサいとつくづく思いますよ。叶えたいものなんてもう無い。見失ったんです。私の叶えたかったのは…誰かを救う事なんです。こんなになってしまったらもう出来ないと分かったのは…何時からだったんでしょうね。これ、まだ続きがあるんですよ。」

『もしかしたら、どこかで消えてしまいたいと思っているのでしょうか。そう思っているのなら、辞めてください。未来の私が可哀想です。』

「可哀想…この言葉何故か嫌いなんですよ。イライラしてしまう。私は、生きる事も死ぬ事も面倒くさくなってしまったんです。でも、こうしてお話出来て少し軽くなりました。ありがとうございます。どうか皆さんはご自分でご自分を苦しめて殺すことの無いように……では、またどこかでお会い出来ましたら、お会いしましょう。」







はい!本当に、この1話で終わってしまいます。

この度は蒼葉のお話に耳を傾けて頂きありがとうございました。

果たして彼女は本当に軽くなったのでしょうか。

まぁ、もしかしたら……会うのは”あの世”かもしれませんね。

おっと……少し怖くなってしまいましたね。申し訳ありません。

では、これにて『未来の君に手紙を』でした。

目を通して頂き嬉しかったです。

次回はまた別のお話で。

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