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アメ日帝 (日帝と日本は別人)

それではどうぞ







🇺🇸日帝!俺、お前の事好きなんだ。だから俺と一生を共にしてくれ!

☀︎…急に来て何を言うかと思えば…断る。

🇺🇸おいおいもうちょっと良い反応してくれよ〜。

☀︎…。


俺が日帝の事好きだってのは事実だ。これは真実の愛なんだ。


だから俺はお前に愛を伝える。

だがお前は振り向いてくれない。応えてくれない。

きっとツンデレなんだ。可愛いなぁ。




☀︎お前と私はこれから先、永遠に繋がる事は無い。


…そんな事言わないでくれよ日帝。俺はお前と一緒に、幸せに暮らしたいだけなんだ。


だから、そんな冷たい事言わないでくれ。




アメリカ…アメリカ


🇬🇧アメリカ。

🇺🇸…あっ…親父。

🇬🇧どうしたのですか?帰りますよ。

🇺🇸ぁ…ああ…。



…俺は何でこんな所で突っ立ってるんだ?



🇺🇸…キョロキョロ



日帝は?





あれ以降、俺は日帝に会うことは無かった。

俺が日帝は?と皆に聞いてみるも、皆誰一人として答えてくれない。

皆、悲しそうな目を向けてくるだけだ。


だがそんな時、俺はフランスから聞いた。


🇫🇷アメリカ、日帝はもういないんだよ

🇺🇸…は?いないってどういう事だよ。


意味が分からず聞くも、フランスはそれ以上答えてくれなかった。



🇺🇸日帝がもういないなんて…絶対嘘に決まってる。



だがそう思っても、日帝に会う事はなかった。

日帝のあの顔、あの声、全てもう見る事や聞く事さえ出来ない。



🇺🇸もう、本当に日帝に会えないのかー…







🇯🇵…初めましてアメリカさん。

🇺🇸…!


あれから何十年か経った時、俺の前にある一人の男が現れた。


🇺🇸…日帝?

🇯🇵え?


俺にはそいつが日帝と重なって見えた。


…あぁ、やっぱり日帝はいなくなっていたわけじゃなかったんだ。

日帝は俺に会いに来てくれたんだ。


俺はそいつを強く抱きしめた。



🇺🇸日帝。

🇯🇵ぐっ…いやっ…だから私は日帝ではなくて日本です…!

🇺🇸嘘吐くなよ。俺、寂しかったんだぜ。お前がいなくなるからさ。でも今会いに来てくれて俺は嬉しい。


日本を抱きしめる力がギシギシと増す。


🇯🇵あっ…かはっ…。


息が吸えなかったのだろう。日本は白目を剥いて俺の腕の中で眠ってしまった。


俺はその姿に申し訳ないという気持ちは一欠片の微塵もなく、むしろ愛しい気持ちでいっぱいだった。


これでお前は完全に俺だけのだ。




…日帝、俺からの愛を受け取ってくれるまで、俺はお前に愛を伝え続けるからな♡






『終』

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