テラーノベル
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どこか憮然とした顔で出ていくmfくんをにこにこ笑顔で見送り、ドアが閉まった瞬間ガッツポーズ、「しゃっ!!」と小さく声を上げた。
「エッチだ、mfくんと久々エッチ!」
その場でくるくる回ってしまう程度には俺は浮かれきっていた。だってクソクソクソ真面目なmfくんは、ここはシェアハウスだからーとか、ttが隣の部屋にーとかとにかくとにかく慎重でうるさい。俺ばっかりやりたいのか?狐とのハーフだから人より性欲が強いとか?いやいやいやmfくんが性欲が皆無だとか?とか割とマジで悩んでたんだけど、さっきの様子を見るかぎりそうでもないみたい。mfくんの俺を頭のてっぺんからつま先までじっと眺める目を思い出して、ほっぺたが熱くなってきた。
「あっつ…」
両手で頬を包んで冷ましている間も口角はどんどん上がってくる。すっかり舞い上がって自分でも恥ずかしいけど仕方ない。だって俺は20そこらのまだまだやりたい盛りのお年頃の狐なので!いそいそと姿見の前に立って衣装や髪型の乱れをチェックしてからベッドサイドテーブルに隠してあるゴムとローションの残りを確認しているとコンコンと控えめなノックが聞こえた。俺は飛び上がってドアのほうに駆け寄りドアを開けると、そこには今までずっと考えてた超大好きな人が少しソワソワしながら立っていた。そっと指を握ってmfくんを部屋に招き入れて、静かにカギを閉める。
「えへ、mfくんだぁ」
「dnおまたせ、多分tt部屋にはいないけど一応お静かに」
小さな声で言うmfくんに何度も頷いてから、首に腕を回してキスをねだるとすぐに答えてくれる。楽しい楽しい夜の始まりだ。
コメント
6件
馬になりました。
ありがとうございます!!! dn、mfくんはすんごい我慢してるんだよ!!!
続きありがとうございます!! あっもこっちも可愛いが渋滞しててすごい幸せです! 頑張って静かにできるのか!できないのか!\(//∇//)\