テラーノベル
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『こんな展開ありですか!?』
〜異世界×異世界のラブコメディ〜
第2話 早速の宣戦布告!?
その日の夜――。
『まず打ち解けるには料理だな。お前ら、好きなだけ食えよ。』
『う、美味そう…っ。これ、全部お前が!?』
『あぁ。俺は天才料理人だからな!』
『自分で言うもんじゃないだろ…』
『はぁ!なんだお前俺より年下の癖に!』
『耳元でうるさいな!二郎より低脳か!』
『おい、お前の弟たち何とかしろよ。』
『お前らせっかく作ってもらったのになんだその態度!』
ごちんっ!
『『いた!』』
『ふふ、元気があって何よりです。ロノの料理はとても美味しいので、みなさんぜひ召し上がってください。』
『おおきに!にしても随分大人っぽいなぁ。』
『せやな。学生さんか?』
『えっと、私と百合菜は20歳です。』
『20歳!?偉い大人やなぁ。俺より年上かおもてまうわ。』
『お姉ちゃんは大人っぽい上に美人だからね!大学でもモテるし。』
『そ、そんなことないわよ…。』
(なんかこいつらとは同じものを感じるな…。)
※左馬刻はシスコンです。
※双子もお互いにシスコンです。
『若いのに探偵やってるのか…凄いな。』
『帝統と同い年とは思えませんねぇ。』
『それなー!』
『うぐっ。』
(作者が何を考えてるのか分からないけど、好きにさせたらろくな事にならなそう。)
『食べ終わったら屋敷の中を案内しますね。』
『おぉ!ありがとな!ちょうど気になってたんだ!うちの寺よりも大きそうだな。』
『探索楽しみっすー!』
食後
『夜の屋敷は暗いので気をつけてください。』
『あぁ、ありがとう。えっと…姫神さん?』
『ふふ、気軽に名前で呼んでください。その苗字だと親しみずらいでしょう?』
『あぁ、いえ、そんなことは…。』
『一郎さん、でしたっけ。急に変な穴に巻き込まれて大変でしたね。元の世界に戻れるように私も尽力致しますので。』
『あ、ありがとうございます。』
『どういたしまして。』
『ではまずここが1階。先程夕食を食べたのが食堂です。その隣に執事の食堂があります。こっちはキッチンです。1階執事の部屋に、並びにシッティングルーム、ドローイングルームです。』
『アンティークな屋敷やなぁ。』
『せやな。オシャレやな。』
『続いてこっちがホールで、エントランスに続きます。左から順に、コンサバトリー、ギャラリー、御手洗、大浴場。大浴場にはサウナもついてます。脱衣所があって、2階と地下に繋がる階段の隣に洗濯物を干すスペースがあります。』
『1階だけでも広いねー!』
『小生の本の題材にしても宜しいですか?こんな素敵な屋敷ならイメージが沢山湧きそうです。』
『ギャラリーには何があるんだ?』
『主に絵画ですね。後で見に行ってはいかがでしょうか。』
『凄く高い絵があるんだよな!?』
(売ったら高そうだな〜。)
『帝統。考えてることがバレバレです。』
『次は2階だよ!2階には私とお姉ちゃんの部屋があるの!こっちが瞑想部屋で、武器庫で、こっちがトイレと浴室。』
『ぶ、武器庫…っ?』
『物騒やなぁ。』
『あー…ちゃんと説明したなかったね…。全部回り終わったら説明するね。ここが2階執事の部屋。その隣がトレーニング室と、大道具倉庫。ここが書庫。』
『トレーニング室か…小官も使っていいだろうか。』
『うん!是非是非!』
『次は3階を案内します。ここがドレスルームです。色んな服がありますよ。フルーレにこっちの世界で目立たない服を今度作ってもらいましょう。目立つので…。』
『確かに皆さん派手なカッコをしてますからね…。』
『幻太郎のは別に普通じゃね?』
『えぇ。東の大地に似たような服がありますよ。』
『幻太郎の声で同じこと言われてもな…。』
『ふふっ。』
『3階執事部屋があって、ここはナックの仕事部屋です。その隣に掃除用具室があります。
団欒室ではビリヤードやチェスが楽しめますよ。』
『まじ!?後でやりに行こうぜ!乱数!』
『えぇー?どうしよっかなー?』
『楽器・ダンス練習部屋です。ピアノがあるので今度是非演奏しますよ。』
『麻里衣ちゃんピアノ弾けるん!?すごいなぁ。才色兼備やわぁ。』
『ほ、褒めすぎですよ……。こっちが、会議室、こっちが治療室です。怪我したらうちの執事ルカスが手当してくれます。』
『ふふ、怪我したら直ぐに言うんだよ。』
『ひ、一二三と同じ声……』
『本当ですね。』
『どことなく……似てるね。ルカス先生と俺の声。』
『…と、ところで一二三。お前ジャケット脱いでんのに…女性のこと怖くないのか? 』
『え?あ…確かに、全然怖くない…。あの二人は…もしかして特別…?』
俺は2人を見つめる。
『俺っち……こんな気持ち初めてかも。』
『一二三……?』
『次は地下だね。ここがランドリーで、見張り台と鳩小屋があるの。こっちの世界ではスマホが使えないから、伝書鳩って言って、手紙で連絡を交換するんだよ。』
『伝書鳩?カラスじゃないのか?』
『はぁこれだから低脳は……。昔の時代は今みたいにスマホがないからな。伝書鳩で手紙を交換してたんだ。』
『へぇー…って誰が低脳だよ!』
『お前らうるせぇな!一郎、こいつら黙らせろ。』
『お前ら静かにしろ。』
『『はーい…。』』
『ベリアンの部屋があって…。地下の執事の部屋があるんだ。』
『クフフ、拘束部屋もありますよ。』
(拘束……部屋?)
『思春期のガキ共〜考えてることがバレバレだぞ〜。』
『なっ!そんなんじゃねぇよ!』
『そうだ!この低脳と一緒にするな!』
『なんだと三郎!』
『あーうるせぇ…。』
『ここはワインセラーと食料保管室かな。』
『ワインですか…お酒はあまり得意じゃないので…。』
『『先生には飲ませないです!』』
『……?』
『最後は別邸です。本邸とは違った雰囲気なんですよ。別邸1階の執事部屋と、畳の部屋、給油室ですね。2階は別邸の2階の執事部屋と倉庫があるくらいかしら。そして、庭にはアモンが手がけた美しい薔薇があります。今は夜なので明日是非見てみて下さい。』
『おおきに!いやー案内してくれてありがとうな!それで俺達どこで寝ればええんかな?』
『一郎達は外でも寝れんだろ。野生だしな。』
『はぁ!?』
『一兄はともかく二郎は外で構わない。馬鹿は風邪ひかないからな!』
『誰が馬鹿だ!』
『外で寝かせるなんてしませんよ。1階のドローイングルームとシッティングルームを使ってください。ベリアン、布団を用意してくれるかしら。』
『かしこまりました。』
※作者のパワーで布団量産中。
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数時間後――。
『用意してくれたのはありがてぇけど…どうやって分けるんだ?』
『そうね…。じゃあ、BusterBros。MAD TRIGGER CREW。FlingPosse。で同室。
麻天狼。Bad Ass Temple。どついたれ本舗。で同室にしましょう。』
『このダボ野郎と同じなのはクソほど嫌だが…用意してくれた手前偉そうなこと言えねぇな。』
『作者の手のひらの上で踊りたくないけど…親睦を深めるために1週間に1回はメンバーを変えましょう。じゃあ、私達も寝ますので用があれば呼んでください。』
『あ、主様、おもてなしは私たち執事が…』
『何言ってるのよ。私はこの屋敷の主なんだから、これくらいさせて?』
『ですが…。』
『では、おやすみなさい。ゆっくり休んでくださいね。百合菜、部屋に戻りましょう。』
『うん!』
『部屋まで送ります。』
『……。』
『ありがとう、ロノ。おやすみなさい。』
『はい!おやすみなさい!』
と、廊下で別れようとした時だった。
『話してるとこすまんなぁ。』
『えっと、白膠木簓…さん?どうかしましたか?』
『別に特別用はないねんけど…これだけ言っとくわ。』
『…?』
『悪いなぁ、俺、既に惚れてもうたわ。なぁ、名探偵の麻里衣はん。』
『なっ!』
『え…っ?』
『知的で聡明なあんたに一目惚れや。なぁ、これの心の謎も解いてくれへん?』
『何上手いこと言ってくれてんだー!』
ロノの声が廊下に響く。
『お姉ちゃんも大変だなぁ…って、私も他人事になってる場合じゃないのか…。』
一方その頃――。
『なぁ、親睦を深めて恋愛関係になるとか、どうとか作者が言ってたけど…
まだ出会ったばかりで…そんな感情とか、ないよな?』
『うーん。ボク既にちょっとあるかも。』
『乱数まじか!どっちだ!?』
『ん?ボクはね……大人なお姉さんが好きだから…。麻里衣ちゃん。かな。年下とは思えない位大人っぽいし。』
『乱数って、年上しか興味無いと思ってたな。』
『えー?そんなことないよ?』
『乱数を敵に回したくないですね…。』
(…まぁ、私のこの感情にはまだ名前付けられませんけど。)
『一兄は……どっちが好きとか、あるんですか?』
『は、はぁ?俺か…?俺は…。』
『そ、そういう三郎はどうなんだ!』
『なんで二郎に教えなきゃいけないんだよ…。』
『まぁまぁ。三郎は麻里衣さんか百合菜さん。どっちが好きなんだ?』
『い、一兄……ぼ、僕はその……。』
(麻里衣さんの面倒見がいい所が…一兄に似てるから気になってるとか言えないし…そ、そうだ。一兄に似てるから気になってるだけなんだ!きっとそうだ!)
『ま、まだいません!』
『んだよつまんねぇー!』
『黙れ二郎!』
『銃兎。お前は?』
『は?』
『お前はどっちが好きとかあんのか?』
『はぁ、まだ初対面でそんな感情ありませんよ。話してみてですね。理鶯は?』
『む、小官か…?うーむ…』
『理鶯は鈍そうだもんな。ま、じっくり考えるか。』
『一二三、さっきの話だけど、あの二人が特別っていうのは?』
『どぽちん、うん、ジャケット着てなくても怖くないんだ。むしろ…ドキドキしてる。』
『それは恋やないのか?伊弉冉くん。』
『盧笙さん…。』
『ふふ、一二三くんのそんな顔初めて見ました。』
『っ…初めての感情です。こんな気持ち…。』
『十四は麻里衣と百合菜どっちがいいんだ?
あの2人は美人系とかわいい系だな。なぁ、どっちだ?』
『そ、そんなのまだ分からないっすよ!』
『若いやつは元気だなぁ?』
『はぁ、ま、若いやつ同士で盛り上がっていいんじゃねぇのか?』
『お前はまだ35だろ。現を抜かしてもいいんじゃねぇの?』
『うるせぇな…。』
『あ?てか簓どこいった?』
『んぁ?そういえばおらんな。』
『俺の心を奪った責任、ちゃんと取ってもらうで?』
チュッと私の手にキスをする。
『っ…!!』
次回
第3話 奪い合いの大合戦!?
早速動いた大阪代表どついたれ本舗リーダー
白膠木簓に告白された麻里衣様。
それを見て複雑になる方がちらほらと……!?
『はぁ、はぁ、ここまでくれば…。』
『お困りですか?』
『あ、貴方は…!』
一方百合菜は…。
『なぁ、あんた、百合菜、だったか?』
『だ、帝統、さん?』
『同い年なんだ。呼び捨てで読んでくれ。タメでいい。』
『だ、帝統…君。』
『おう。その…ちょっと話さねぇ?』
『っ…!う、うん。』
『あんた、面白そうだし俺と性格も合いそうだから…ちょっと話してみたくてな。』
『わ、私も……みんなと仲良くなりたいから…。』
こちらもいい雰囲気……♡♡
次回もお楽しみに!
コメント
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第2話、一気に賑やかになりましたね!屋敷の案内で世界観が広がって、それぞれのキャラの反応も見えて楽しかったです。特に簓さんのいきなりの告白には驚きました…!「心の謎を解いてくれ」って、上手いこと言うなあと。一方で一二三くんの「特別」発言や、乱数が麻里衣さんに興味持ってるのも気になる展開。次回の奪い合い、どうなるのか楽しみです!