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扱いが全然違ぁーう!!!

そう、俺は叫んだ。沈みゆく夕日に貶されるように、弟たちの反応は酷いものだった。

傍からみたら、俺は相当追い詰められていたんだと思う。

完璧な5つ子の影をぼーっと眺めながら夕日が沈みゆくのを見ていた。

すると、こちらに近づいてくる気配がある。誰だろうか。

兄弟ではないだろうな。俺は、意を決して前を見上げた。目の前に立っていたのは________

一松とチョロ松、そして十四松だった

嗚呼、迎えに来てくれたのか?そう思うよりも先に、恐怖が芽生えた。

なぜここに来るのか。俺は、必要ないのだろう?

と、言いかけたその時

ほんとにごめん。

俺は驚いた。驚きを隠せずにいると

僕も…本当にごめんなさい。

僕たち、カラ松の優しさに甘えてたんだ。何しても怒らないからって。

それを、わざわざ俺の元へ謝りに来てくれたというのか?

からまつにーさん。ほんとにごめんなさいっ!!!

十四松はうっすら目に涙を浮かべていた。

嗚呼、弟たちを泣かせてしまうなんて。俺は不甲斐ないなぁ。

思わず口にしてしまった言葉を弟たちはとても驚いていた。

そういうところが優しいんだよ。だから、僕たちはああいうことしちゃうんだ。

こんなこと、ほんとはいけないのに…ごめんなさい。

そうか、そうか。俺は、優しいのか。なんでも包み込んであげられるのか。

でも…それは______俺をいいように扱っているだけなんじゃ_

そのような台詞が喉まででかかったのを、飲み込んだ。

にーさん!さむいからそろそろ帰ろ……

いやだ。帰りたくない。俺は…あの家には帰りたくない。

また裏切られるに決まってるさ。

嗚呼、そんな顔をしないでくれ。






________________________________________________


ただいま。

本当なら、帰ってきたくなかった。

なぜなら…

え、なんで帰ってくるの?

トド松から冷たい一言が放たれる。

俺は泣き出してしまった。

2X歳になってまでそんな子供らしく泣くの?やばいよ、それ笑

その中で、繋いできた兄弟愛の何かが千切れた。

プツリ。

お前、いい加減しろ。

俺が言おうとした言葉をチョロ松が代わりに言ってくれた。

そのとき、少しの間喧嘩をしていた。

ん?これくらい、カラ松のこと守れるならどうってことないよ!

僕たちはカラ松を傷つけた身だから、これくらいはしないとね!

そんなこと、しなくてもいいのになぁ。でも、嬉しいなぁ。

こんなことが…いつまでも続くといいのになあ。

あれっ、カラ松じゃあん。

そんなあからさまに包帯巻いて…謝れアピール?

さすがのお兄ちゃんもそれはうざいよ〜?笑

おいごらクソ長男。な、なんだよ、少し冗談言っただけだろぉ?!

もうやめてよぉ!!十四松、続いて_____

やめろよ。もう見てらんない。それ以上言うな。

こんなに兄思いの弟を持って

俺は幸せだぜ。

でも…こんな幸せになっちゃいけない。

嗚呼、皆、本当に

ごめんなさい

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