テラーノベル
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「勘づいていたけど…どうしたらいいのか、って考えて仕事を始めようって思ったのね」
「ああ……それで誰にも言わずに探してたんだ…私も実は、あの頃オンラインで面接受けてました」
「そうだったの?直美さんが教えてくれたお花屋さんに決まった日、浮気相手がここまで来たのよ…覚えてる?2階から直美さんが私に声を掛けた日……押し売りを追い払ったって言ったけど、女だったの」
「ぇええぇ…っ……?アカンやつや…千愛ちゃんは?」
「まだ帰っていなかったから」
「よかった…うん、最悪の状況やけど、千愛ちゃんがいなくてよかった…奥さん、別れて下さい!みたいな…修羅場は見せられませんよね…」
「そうなんだけど…」
私は、別れてください、でもなかった浮気相手の訪問の様子を直美さんに話すと
「アハハッ!風子さん、最高です!塩を投げるって、いいっ!私も塩投げたらよかったかなぁ…塩、うちからも追加すればよかったですね。私は、特大ビンタしてやりましたけど」
今度は私が驚いた。
「直美さんが手をあげたってこと?」
「はい!だってね、弁護士たてて、離婚調停してる最中やのにうちまで来たんです。その上、言うことが“亜優なんかどうでもええやろっ!”とか“弁護士でも、裁判官でも、親父でも、亜優でも、俺と直美の間に入ることは出来ひん”とかおかしなことばっかり言って、私は亜優のママやって何回言っても……なんて言ったと思います?」
「さあ…?ママより妻だ、みたいな?」
「それならまだマシなレベルの夫でしたよ、ほんと。妻までもいっていない、ただラブラブしていたいだけのお子さまな性欲オバケ野郎に、独占欲をプラスしたような男だったわけで」
ここで深呼吸した彼女は
「亜優のママは後付けの付録みたいなもんで、しかも開けもしないどうでもええ付録……って、こんなん言われたらバシッ…と、手も出ますよね」
と自分の右手を握りしめた。
コメント
1件
なんか泣き笑いに悲しい涙が交互にきちゃって… 今こうやって2人で本音で言い合えるなんてあの時は全く考えられなかったはず。 離れてしまうのが残念😢 keep in touchしてほしいなぁ。 中間地点で子供達も一緒に会うとか… あ、パパも来る?🤭