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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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私は確信した。浮気してるって。


通話中に女の喘ぎ声が聞こえたのだ。

今さっき私と話している中他の女とセックスしていたと考えると吐き気がしてくる。

もう耐えられない。次のデートの帰り別れよう。



ー水曜ー

なんでこんなに気が重いんだろ。行きたくない。本当は別れたくないよ。

今までの楽しかった思い出が消えて私なんか忘れられて。

他の女で上書きされる。そんなの嫌に決まってる。


「やっほー。今日、オシャレしてるね。」

「そうかな?ごめん、待った?」

「ううん。今きたとこ。行こっか。」

あー、別れたくないよ。あんなに楽しかったのに。


「すっげー。ニモ!!ニモいるぜ佳奈!」

「ドリーもいる!カクレクマノミって言うんだってニモ!」

「何食うかー。あ、俺ラーメン食べたい」

「うめー!ここ美味いぜリピート確定だな笑」

「もう暗くなってきたなー。冬ってやっぱり日暮れるの早いんだな!」


帰る時間になってしまった。言わないと。言わないと。言わないと。

「あのさ、」

「ん?」

「私たち、別れよう」

「え?なんで」

「あのさ。昨日電話してる時女の人の喘ぎ声聞こえちゃったんだよね。」

「、、、いいよ。別れよ。でも俺が振ったってことで。」

「、、は?」

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