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BlanchE NeigE

5 - Ⅴ . 届いた手、叶った夢

♥

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2025年10月23日

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お久しぶりです!いちごです!

ついこの間、いちごのおうちにうさぎちゃんがやってきてくれました🐰ྀི💕

可愛いけど噛むのなんとかして🥹‪🫶

🐇💜さんがうさぎを好きな理由がわかった気がします🥰💘


𓐄 𓐄 𓐄- ̗̀⚠︎ ̖́-𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄

・桃赤(赤桃)、黒白、水青(青水)など登場しますので、地雷さんはGo backを!

・🐇💜が女体化してます!

・皆様ご存知の名曲『𝓑𝓵𝓪𝓷𝓬𝓱𝓔 𝓝𝓮𝓲𝓰𝓔』を元に考えたお話の第5話です!

・センシティブ表現若干あるかもです

𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄


それではどうぞ!






▧ 第5章〖 届いた手、叶った夢 〗


水「いててっ⋯」

青「⋯⋯ほんまアホやな、お前。」

水「はいはいアホですよーだ。」

水「狼がいるなんて聞いてないしっ⋯」


いきなり暖かくなったある冬の日、いむくんが狼に襲われて帰って来た。


白「大丈夫、?凄い出血⋯」

水「なんか、くらくらしてきた⋯」

黒「⋯⋯!あかん。早よ止血せな」

青「こっち来いアホ、俺も手伝う。」


小人は体も小さい分、人間にとっては少しの出血でも、小人にとっては命に危険が及ぶほどのものらしい。 あんなにいむくんを嫌っているまろちゃんがこれほど焦っていることからも、それがわかる。


⋯いや、嫌っているわけでもないか。

照れくさくて仲よくできていないだけで、本当はそれなりに好きなのかも⋯。


黒「⋯これでええか、」

青「暫く安静にしとき。」

水「うん。ありがとう!」


やはりまろちゃんは、いむくんのことを嫌い嫌いと言っている割にはちゃんと好いているみたいだ。優しいんだなぁ。


水「⋯いふくんってさ、こういう時だけ優しいよね。いつも毒舌なのに」

青「⋯⋯なんか文句あんのかよ」

水「ううん、ないよ笑」

水「ただ嬉しかったの。それだけ」

黒「⋯⋯⋯⋯あいつら⋯⋯」

白「⋯付き合ってないのが不思議だね」


ここまで発展しているのに未だに想いを伝えていないバカップルがいるとは。 小人同士の恋ってこんなものなのかな。 私がお城ので読んだ恋のお話とは違う。


女性が男性を『かっこいい』と、男性が女性を『可愛らしい』と思い始め、そこから発展していくのが恋だと思っていた。

でも恋に定められた型なんてないと知れたのは、この3人がいるから。


私はこの3人から色々なことを学ばせてもらってばかりだ。ただでさえ匿ってもらっている立場なのに、なんて色々考えていたら頭がパンクして眠くなってきた。


白「⋯⋯⋯私、ちょっと眠いかも⋯」

黒「あー⋯すまん。ほとけがさっきしょうのベッドシーツに水零してもうてさ、今乾かしとるところなんよ。」

白「あ、そっか」

水「その節はごめんなさ〜い!」

白「大丈夫。まだ我慢するよ」


ゆうくんの怒鳴り声は家の外で雪遊びをしていた私にも聞こえるほど大きかったから、何があったかは大体知っていた。まだ乾いていないとは思わかったが。


黒「いや、まだ育ち盛りやろ?早よ寝るに越したことないし、俺の部屋で寝ればええやんか。ほら、来い。」

白「え、いいの⋯?」

青「あにき、嘘やろ?俺らもまだ立ち入ったことない立ち入り禁止区域に⋯!?」

水「それ“えこひき”ってやつだよ!?」

青「“えこひいき(依怙贔屓)”やろアホ」

水「そうそうそれ!」

黒「うるせぇな。俺がええって言うたらええねん、しょうは部屋汚さへんし」

黒「行くで、しょう。」

白「あ、うん。ありがとう」

水「しょうちゃんずるいよーっ!!」

青「お前が部屋汚すせいやんか!」

水「はぁ!?いふくんだって電球切れてるくせに!お互い様じゃんか!!」

青「いや電球は関係ねぇやろ!?」


⋯⋯騒ぐ2人を置いて、私たちはゆうくんの部屋へと向かった。

・・・・・・

水「⋯⋯⋯ねぇいふくん」

青「なんや」

水「さっきの喧嘩で⋯お腹の傷口、また開いちゃったみたい⋯⋯」

青「は?早よ見せろ。」

青「⋯ほんまや。傷口洗って塞ごか」

水「うん、ごめん。」


こういう時は優しいいふくん。

根は優しいんだなと再認識できるから、怪我をするのはそこまで嫌いではない。 もちろん痛いのはとっても嫌だけど。


青「染みるで?」

水「⋯⋯⋯っ、やっぱ痛いなぁ」

青「やから言うたやん染みるでって」

水「⋯優しいね、いふくん。僕のことこんなに心配してくれるなんてさ、笑」

青「⋯⋯そりゃ心配するやろ、」

青「⋯好き、なんやし⋯⋯」

水「⋯⋯⋯えっ、?」

水「え⋯だ、だって⋯嫌いって⋯⋯」

青「そ、それは⋯照れくさくてそう言ってまうだけで⋯ほんまは好きやったの、」

水「ほんとに⋯⋯?」

青「⋯おん、ほんまや」

水「っ⋯嬉しい!僕も大好き!!」


互いの心に芽生えた愛を確かめるように、僕はいふくんに抱きついた。いふくんの腕の中はあたたかくて、ドクドクと鳴るいふくんの鼓動が伝わる度に嬉しくなった。


青「⋯⋯は、?好きなん⋯?」

水「好きって言ってるじゃんっ!僕も素直に言えてなかっただけ!!」

青「っ⋯よかった⋯⋯ありがとう」

水「どういたしましてー!笑」

青「⋯⋯⋯ところで俺の腹、なんか異常にあったかいんやけど⋯⋯?」

水「⋯⋯あ、また傷口裂けてる!?」

青「はぁ!?」

水「あははっ、笑 ごめんなさーい笑」


今まで何度も幸せと思える場面はあったけど、こんなに“幸せ”なことは初めてだ。

この幸せがずっと続けば、世界中の人がこの幸せに包まれればいいのに。


どうかこの幸せが伝染しますように。

・・・・・・

白「⋯入ってもいいの?まろちゃんもいむくんも、入れたことないんでしょ?」

黒「⋯しょうならええよ。」

白「本当に⋯?」

黒「ええって。ほら」

白「わ⋯ありがとう、許してくれて」


ゆうくんは少し怖い雰囲気の時もあるけど、本当はこんなに優しい人なんだと知っているのはきっと私だけ。 そう考えれば、自然と優越感に浸れた。


白「今の私は逃亡中の姫だけど⋯例えこの先見つかっても、絶対大丈夫。きっと3人には迷惑をかけないって約束する」

白「⋯だから今は、今だけは何も気にせずここにいさせてね。」

黒「⋯お前が不幸になったら、それは俺たちにとって迷惑や。しょうには何があっても幸せになってほしい。 逃げてええんよ、お前は幸せを求めてもええの。今までずっと我慢してきた分。」

黒「ずっとここにいてや、しょう。」

白「⋯もう私は幸せ者だよ、ゆうくん」

白「ありがとうゆうくん。大好きだよ」

黒「俺も、お前が⋯しょうが好きや」


手を絡めて、静かに深い口付けをした。

月明かりに照らされるゆうくんの黄金色の瞳には、私だけが映っている。


躊躇なく素直に『好き』と言えたことが嬉しかった。 城の中にそんなことを言ってくれる人なんていなかったから、ずっと両親が恋しかった。 だから、言われたことがない言葉を人に伝えられたことが何よりも嬉しかったんだ。


手を伸ばせばすぐ届く、私の愛する人。

私を愛してくれる人が、目の前にいる。

それだけで私は、世界で一番幸せ者だ。


白「お願い、そっと私を抱き殺して」


枷を壊して解いてくれたこの人になら、殺されたって構わない。それほど愛してる。

だからこの世界の誰よりも愛されたい。


運命なんていらないから。

ただ貴方がほしいの。






𝓕𝓲𝓷.




約3000文字お疲れ様でした!!

いっぱい歌詞出てきましたね🍎🐇⸒⸒

青組・白黒組推しさんどうでしたか?

青組はちょっと内容薄かったですよねぇごめんなさい!!一応今回の主人公は🐶🩷さんと🐇💜さんと🐤❤️さんと決めてしまっているので、、、‪😢‎🙏




<補足>

前回との繋がり⋯⋯

第4章と第5章は対になってます! タイトルからもそれがわかりますよね!

もう会えない気がして手を伸ばしても届かなくて、幸せになる夢はずっと叶わない🐤❤️さんと、手を伸ばせばすぐ届く位置に恋人がいて、幸せになれた🐇💜さんの対比をわかりやすくしてみました!

🦊🩵さんの『どうかこの幸せが伝染しますように』という優しい願いは、果たして赤組にも伝わるのでしょうか、、💫✨

以上です!




今までの4話へのたくさんの反応ありがとうございます🥹💖 合計閲覧数は250以上、いいねは120以上も頂けるなんて、、未だに信じられません🥹‪🫶

書く際の励みになってます!ほんとにありがとうございます🍀💕




❥ 𝓷𝓮𝔁𝓽 ⋯ 〖 眠れる姫(前編)〗

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