テラーノベル
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「なにこれ、みんな練習してんじゃん」
憂鬱だ。
自分の周りの人間から炎とか氷が形成されている奴もいれば空を飛んでいる奴もいるし、、、
「俺、、」
「なにしたらいいんだ???」
俺に炎を出す能力なんてないし空も飛べない。
剣の練習と思ったがあいにく鞄のは水筒とガムのゴミしかない。
「学習意欲の差が出てるわぁ、、、」
とか思いながら受付まで歩いた
しかし周りの声に耳を傾けてみてようやく気づいた。
「ねぇ、あれ見てよ、、、」
「あいつって例の無属性野郎じゃね?」
「とりあえず最下位回避だわマジよかったwww」
だめだ、もう精神で負けてる。
今回のテストは筆記、実技、面接の3つだ。
合計300点でチームやクラスが決まる。
その点数で優等生とあまり成績の良くないやつを組み合わせてバランスを取るのだ。
「こりゃ俺のチームは優等生だけになりそうだなぁ、俺以外」
とか呟きながら待機室で自分の戦いの番を待つ
どうやって逃げようかなどと考えているときに肩を叩かれた。
「お前、ウザいよ」
と一言だけ言われて何処かへ去ってしまった。
「やべぇ、キレそ」
こう思ったと同時に一つの考えに行き着いた。
「あいつだけには負けたくねぇ」
こう思ったことはまずなかった。
人には劣って当然、負けず嫌いでもなかった。
だがなぜかあいつだけには負けたくなかった。
なぜなら
顔が良く周りに女子がいたからだ
「あいつ、、、ぶっ潰す!!!」
次回「第一試合目ハカラ対レヴィ」
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