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OC注意⚠️
LILY“初めまして。”
妹‘初めまして。’
その他「初めまして。」
LILY・MARIAの説明
好きな色【🟪⬛️】
好きな食べ物、飲み物【肉、天然水】
生まれた場所【大きな村】
両親【父母、口多族】
この子の能力:口が二つある。
「むかし、むかしある森の中心に大きな村がありました。そこには口が二つある村人が住んでいました。その奇妙な村人達のことを人々はその村の名前を口多村と呼んでおりました。そして、その村の中心には悪魔を祀っている大きな祠があり、村人達はその悪魔を慕っており、村の仲は平和でありました。だが、村の外では、人口が増えていき町を大きくするには口多村の森を壊さなければならなかったそうです。森を壊すことに町のほとんどの人々は賛成していたけが、口多族だけはそれを許すどころか、森に入ったら戦争を起こすと脅したそうです。その言葉をきいて、町の人々は困り果て、ついにはもう戦争を起こして口多村を無くそうという考えになり、
森に入ってしまいました。そのことで、戦争が始まり、辺りは血の海になってしまいました。最初は口大村の有利であったが、爆弾が祠に当たり爆発してしまいました。それを目の当たりにした村人達は怒り狂い人々を襲い食べたそうです。それを見た町の人々はこのチャンスを逃すかと、死に物狂いで村の破壊行為を続けました。その破壊行為で何人もの村人が亡くなったが、爆弾に怯えた村の子供達が一斉に逃げ始めました。町の人々はこの村の血筋を残せば同じ事が繰り返されるかもしれないと思い、逃げ行く子供達を斬り殺していきました。それでも何人かには逃げられてしまったが、町の人々は怯えることはなく、安心していた。まだ子供だきっと何処かで飢死ぬさと。何年か経った頃にはもう戦争のことや口多村の存在すらも忘れ去られていたが一部の人は覚えているものもいました。その一部の者は戦争なんてしたく無いと思い今でも必死に慈悲を持つ事が大切だと呼びかけているそうです。……おしまい。」
「ねぇマァマッ、これってどういういみなの?」
「これはね、戦争をしても良いことなんて何も無いよという意味だよ。」
「…ん〜、よくわかんないや!」
「ふふっ、少し難しかったかな。」
“…………”
「ねぇっ、その口多族ってほんとにいるの?」
「…お母さんもよくわかんないけど、居たみたいだよ。」
「いまでもいるのかなぁ?」
「分からないなぁ〜」
「もし、いるのならあってみたいなぁ!」
「…そうだね。」
“(…私はあんたらに会いたく無いね。)”
私は、心の中でそう呟きその場から離れた。
“(早く食べを盗って帰えらないと…)”
両親は街の人達に捕まって焼殺された。
“もう父も母もいない… 私があの子を守らないと…”
そう呟き家の窓を割って中に侵入する。
家に入って、食べ物と飲み物を物色する。
すると、「誰だっ!」と、明かりがついたと同時に人の声がした。
“(しまった!)”
私瞬時に窓を割って逃げた。
“(…最悪だ。)”
私は急いで自分の住処に入って行った。
ハァハァと息を切らしながら、横たわった1歳年下の妹のそばに近寄った。
痩せ細った体は冷たかった。
“…っ!”
血の気が引いた。混乱していると、声がした。
‘…おねぇ、ちゃん?’
ふと、妹の方に目をやると、息をしていた。か細い声を聞いて少しだけ安心した。
“…ただいま。”
そう言い、カサついた唇に食べ物を運び、食べさせた。何分か食べさせて、水を口に注ぐ。
‘…もう、お腹… いっぱい…’
そう言ってウトウトしていた。
“…わかった。おやすみ。”
それに答え、残った食べ物を口に入れる。
“( …美味しくない)”
家族4人でいた時を思い出し、妹を起こさないように泣いた。
チュンチュンと、鳥の鳴き声で目を覚ます。
“(泣き疲れてしまったのか。)”
はぁとため息をついて、水を汲みに川へと向かった。すると、川遊びをしていた子供に出会った。
“(…まだ、見つかっていない。)”
逃げようと思ったが、足元にあった枝を踏んでしまい、その子供に見つかってしまった。
その子供は私を見ると、叫び声を上げながら、何処かに走り去ってしまった。
意味がわからないまま、川の水を汲んで妹のところに戻った。
妹はまだ眠ったまま。
私は妹の顔と髪を濡らしたタオルで拭いてやった。
“(…この子の髪はいつでも綺麗だな。)”
そう思っていると日が傾いている。もう少しで夕方になる。
“(少し勉強するか…)”
そう思い勉強をしていると、
「見つけたぞっ!バケモノ!」
と、朝から川遊びをしていた子供が仲間らしき者を連れてきた。
“…バケモノ?”
「そうだ!ここは人が住む場所じゃないってかあさんが言ってた!だから、お前はバケモノだっ!」
“…ここに住んでいるだけですぐバケモノ扱いするなっ!”
「じゃあ、今すぐここから出て行けっ!
今日からこの洞窟はオレ達の秘密基地になるんだっ!」
“…ヤだねっ!”
「…なっ!」
“目が合っただけですぐ逃げるようなやつの言うことなんか聞くものかっ!”
「…なっ、なっ、」
と言いながらワナワナ震え出し、「覚えるよっ!」と言って、逃げ出した。それに、つられて仲間らしき者も走って奥に消えてった。
“…いったい、なんなんだよ。”
そう呟き嫌な予感がした。そして静まった街に行こうと準備していると洞窟の出入り口に火が灯った。
“は?”
外に目をやるとあの子供が大人と一緒に松明を持っていた。目が合い、ニヤァと笑う。
“(…あの餓鬼っ!)”
と腹が立った。
すると、後ろの方で‘ケホッ、ケホッ’と咳する声が聞こえた。
バッと後ろを振り向くと、火の煙を吸い込んだ妹が苦しそうに悶えている。
私はすぐさま妹に近寄り布を口と鼻に押さえつけ、叫び声とも近い声を上げた。
“何故!何故こんな事をするっ?!
私らは生きるためにここにいるんだっ!”
「…チッ、うるせぇなぁ、いちいち説明しないと分かんねぇのかよ。」
“…ッ!”
「おーおー、そんな睨むなって、お前らを楽にしてやろうと思ってなぁ。ほら、救いの手を差し伸べてやるよ。」
とこちらに手を差し伸べてきた。
そんな態度に腹が煮えくりかえった。
“黙れっ!”
差し伸べられた手を叩く。
「………そうか、それがお前らの答えなんだな。」
「生意気だぞっ!」
「ガキは黙ってろ。」
「両親と一緒の死に方がいいって事だな。」
“っ!、…ど、どういうことだっ!”
「焼かれ死にたいって事だろぅ?」
“………”
目の前が真っ暗になった。逃げ場は無い。
もし、逃げて走ったとしてもすぐ追い付かれる。
“…両親のところに行かせてくれ。
(これが私の無様な生き様だ。
これで終わらせよう。)”
そう呟きアイツらの「良いだろう。」と偉そうな返信が返ってきた。