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…誰もいない、静かな夜道を俺は1人、トボトボと歩いていた。
🇺🇸あー…もう11時かよ…
大きな溜息を添えてポツリと溢す。
今日は滅多にやらない残業をしていた。
と言っても、同僚に押し付けられたものばかりだが。
🇺🇸まぁ…ハハッ、こういう日もあるよな!それに明日は休日だしゆっくりするかー…
ウジウジするのは好きではない。
俺はパッと開き直ってそう口にした。
🇺🇸う”っ…⁈
その直後、誰かに背後から押された。
また共に熱いものと痛みが走り、俺は腹の方に視線を落とす。
その瞬間、俺は目を見張った。
そこには剣が腹を貫通していたからだった。
俺はドサッと地面に倒れ込む。
🇺🇸ッ…!誰っだ…!
俺は刺して来た奴の顔を見ようと振り返る。
そいつは辺りが暗くて顔が見えなかった。
だが、俺を刺したであろう手に持つ剣には、月に照らされ赤い血が滴っている。
🇺🇸…ッ!この野郎…!
俺は声を張り上げる。
だが、立とうにも刺された腹が痛くて立つことが出来ない。
そんな俺を他所に、そいつは剣に付いた俺の血を拭い取ると、踵を返して歩いて行ってしまった。
🇺🇸…クソガ…
…そして俺の意識は、そいつが見えなくなるとともにパタリと途絶えてしまった。
『続』