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「皆んな！大変！一大事や！」
楽屋で、次の仕事の準備をしていると…
向井がスマホを持って現れた
「何？康二…どうしたの？」
慌てた様子に阿部が声を掛けると
スマホの画面を見せられた
「【渡辺翔太・佐久間大介…乱れたプライベート】？」
画面に写る、文章見出しを読んで…驚いた
「これ！翔太と佐久間の記事だ！」
辺りが騒がしくなり…
メンバー達が焦り出す
「なぁ…しょっぴーと、さっくんは？」
「今、あの…誰かに呼ばれて…ちょっと出てる…」
先程、いきなりマネジャーがやって来て…
2人を何処かへ連れて行った
残されたメンバー達は、この記事のせいかと頭を抱え
向井が、皆んなに内容を教える為に読み上げた
「2人が、ラブホテルに行ったのが…何処から漏れたらしい…」
それは、まだ渡辺が目黒と付き合う前の出来事で
マンネリ気味を打破する為に…場所を変えて致した日の事…
たった一度の、行いが…
今更、世間にバレて騒がれている
あの日も、部屋でしていれば…
そう思っても、もう遅い
「ただいま…」
「皆んな、ごめん…」
2人が楽屋に帰って来て…
深々と頭を下げる
佐久間同様、今回はバレなかったものの
【運動】と称して、楽しんでいた深澤や…
渡辺に恋をして、ずっと身体の関係を続けていた…目黒と向井も押し黙る
「それで、2人はこれから…どうなるの？」
阿部が口を開くと
顔を上げ…
「とりあえず、ただ中に興味があって…一緒に入って休憩しただけって事にするって言われたけど…」
若いJr.達なら梅雨知らず…
自分達の年齢で、それは無いと…2人は重々承知していた
「だから、今まで通り…一緒に仕事は出来るけど…」
おそらく世間が、それを良しとはしないだろう
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