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少女と椿さんが和解したあとの夕暮れ帰り道
「今日は楽しかった?」
「途中いろんなことがあったけど楽しかったよ」
ゆっくりとあるきながら
「それは良かった」
「そういえば、何か買ってこなくちゃいけなっかったような……」
「そんなのあったか?」
私と椿さんは首を傾げてしばらく沈黙する
「あっ。綺羅さんの簪!」
私は大声で言う
「忘れてた!」
椿さんも大声で
「屋台に簪売ってたよな?」
「売ってた!」
私と椿さんはもと来た道を夕日に照らされながら走ってゆく
一人と一つ 逢魔時に駆け出してゆく