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???「雨花!おはよう!」???「おぉ、瑠璃くん、おはよう〜」


ここは、『トウヒガ学園』の三年生の廊下。「瑠璃人」は「雨花」が来るのをずっと待っていた。なぜなら……


瑠璃人「頼みがあるんだ!」

雨花「頼み?」

瑠璃人「オレとの……」


「「デートに付き合ってくれ!!」」


あまりにも大きな声で言うので、周りの生徒たちにも聞かれてしまった。早速ヒソヒソ話される。


雨花「どういうこと?」

瑠璃人「オレ絶対橙とデートしたいんだ!!」


その瞬間、空気が冷えて、さっきまでヒソヒソ話は何処へ……


雨花「おぉ〜やっと君たちそういう関係に進むんだね〜遅すぎて夜しか眠れなかったよ〜」

瑠璃人「寝れてんじゃねぇか。てかそんなくだらないことはどうでも良くて、どうやったら橙をデートに誘える?」

雨花「えぇ〜わたしデートのことなんて分かんないよ〜」

瑠璃人「じゃあ橙は、何が好きだ?」

雨花「そうだねぇ……みかんかな?」

瑠璃人「それはオレも知ってる。もっとデートに役立てそうな奴!」

雨花「ん〜、あっ、少女漫画!」

瑠璃人「少女漫画?」

雨花「そうそう、前に少女漫画貸した時、すごいキラキラした目でみてたから、だから少女漫画系の映画観に行ったら良いんじゃない?」

瑠璃人「少女漫画系の映画かぁ!ありがとう!雨花!」

雨花「よし、さいなら……」

瑠璃人「ちょっと待て」


瑠璃人は雨花の肩をがっしり掴む。


瑠璃人「お前も来るんだよ」

雨花「ナッシング!ノーセンキュー!」

瑠璃人「何で英語なんだよ!!オレたちのデートが上手くいくようお前がサポートしてくれ!」

雨花「えーーーーーーーーーーーーー」

瑠璃人「「えー」が長い!とにかく無線機渡すからオレが変なこと言いそうになったり、橙に何かあったらすかさずオレに連絡してくれ!な?な?な?な?」

雨花「必死すぎて草。ていうか無線機なんてどこにあったの?」

瑠璃人「生徒会室にある倉庫にあった!頼むって〜」

雨花「はぁ……でもね、瑠璃くん。橙ちゃんはそのまんまの瑠璃くんと関わりたいんじゃない?わたしがあれこれ指示しても橙ちゃんは楽しくないかもよ?」

瑠璃人「それでもオレは完璧にやりたいんだ」

雨花「………見返りは?」

瑠璃人「某ハンバーグ店のがん○ハンバーグを奢る。そのための金だ。ほら」


茶封筒に入っているのは、渋沢さん一名。


雨花「乗った。しかも先払いなのが良い。でも一つ言っとくけど、橙ちゃんは案外み抜くよ」

瑠璃人「……?そう、なのか?よく分かんねぇけど……じゃあ今から橙誘ってくるから、休日にな!」

雨花「はいはいバ〜イブ〜」


果たして無事にデートを行うことが出来るのか……


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???「瑠璃人さん。こんにちは。休日に会うのは不思議な感じですね」

瑠璃人「悪い!待たせた……か」


橙は、茶色に近い小さな橙色のリボンが真っ直ぐ並んで縦に付いており、白いストライプ模様のワンピースに、イヤリングを付けた清楚な装いだった。


※監修:桃時


橙「………」

瑠璃人「……」


橙の心の中

ど、どうしよう……明らかに戸惑ってるし、私にはやっぱりオシャレって言うのは向いていないんだ……桃時さん曰く「瑠璃人はあんなチャラチャラしてるけど清楚系が絶対好き」って言ってたから桃時さんの言う通りの格好にしたけど……どうしよう……


しかし、瑠璃人の心の中はそれどころの騒ぎじゃなかった!!!!


瑠璃人の心の中

か、可愛いぃぃぃぃ!!!!

何この目の前にいる天使!!!!オレ好みすぐる!!!!オレのためにこんなに可愛くしてくれたのか……!?!?ありがとう!!!!橙!!!!ありがとう!!!!神様!!!!ありがとう!!!!多分桃時!!!!


瑠璃人「えへ〜へ〜へ〜へ〜」

橙「瑠璃人さーん!!」

瑠璃人「はっ!ごめん!あまりにも衝撃が走って……」

橙「衝撃……ですか……」


???『伝令!伝令!』


瑠璃人「この声は雨花か!」


瑠璃人『どうした?』

雨花『今のだと橙ちゃん絶対誤解してるって!』

瑠璃人『何がだ?』

雨花『「あまりにも衝撃が走って……」のところだよ!それじゃあ悪い意味に聴こえる。瑠璃くんが褒めた方が良いよ!』

瑠璃人『分かった!どんな風に答えれば良い?』

雨花『無難に「その服装可愛いよ」で良いんじゃない?』

瑠璃人『よし言うぞ』


瑠璃人「橙!」

橙「何ですか?」

瑠璃人「ソノフクソウカワイイヨ」

橙「あ、ありがとうございます」


「じゃあ映画館行きますか?」と、橙は先行ってしまった。


瑠璃人「なんか釈然としないなぁ」


雨花『………』


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映画館にて


橙「本当に良いんですか?私の観たいもので」

瑠璃人「別に良いぜ!まぁ確かにオレは恋愛映画に興m……」


雨花『伝令!伝令!』

瑠璃人『はいどうした?』

雨花『そこで興味無いなんて言っちゃダメ!そういう時は、「オレのは良いんだよ。オレはお前と一緒にこの映画を観たいんだ」って言うべきだよ!』

瑠璃人『分かったぜ』


橙「瑠璃人さん?」

瑠璃人「橙。オレノワイインダヨ。オレワオマエトイッショニコノエイガヲミタインダ」

橙「……そうですか」

瑠璃人「……?」


雨花『……はぁ、もう』




瑠璃人「あっ!橙!こっちで限定劇場版ポスター売ってるぜ!でもすげぇ並んでるな」

橙「私は確かに欲しいですけど……」

瑠璃人「ん?じゃあ並ぼう!まだ映画始まるまで時間あるし」

橙「……あの、瑠璃人さん、ずっと面白くないんじゃないですか?」

瑠璃人「え?」

橙「ずっと気を使ってますよね?」

瑠璃人「気なんて使ってねぇよ?」

橙「でも、瑠璃人さん、本音言えてないんじゃないですか?本当は……楽しく……」

瑠璃人「橙?大丈夫か?」

橙「もういいです」


橙は走り去ってしまった。


瑠璃人「え?おい!橙!どうして……こんなことに……」


雨花『だから言ったでしょ。「橙ちゃんは案外み抜くよ」って」

瑠璃人『雨花……』

雨花『瑠璃くん。橙ちゃんとはいつも素で関わってきたでしょ。だから瑠璃くんらしくない発言もみ抜かれて、簡単に素じゃないなって分かっちゃう。だから瑠璃くんは瑠璃くんらしくどんな人が良いだろうじゃなくて、自分らしく接していけば良いんだよ。それを橙ちゃんも望んでるんだよ。だから正直に自分の気持ちを瑠璃くんなりに伝えてみな?』

瑠璃人「…………おう!」


瑠璃人は、橙を追いかけた。


雨花「……よし、ぬっふふ。それでは……」


「「いっただきます!!」」


その頃、雨花は某ハンバーグ店でが○こハンバーグを食べていたのだった。


「「美味い!!」」


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瑠璃人「橙……どこ行ったんだ?……あっ」


橙は、映画館の横脇に置いてあるベンチに座っていた。


瑠璃人「橙」

橙「……何ですか?」

瑠璃人「オレさ。薄々もう気づいてるだろうけど、橙がさ……その……大好き……なんだ……よ」

橙「…………」

瑠璃人「だからどうしても傷つけたくなくて、さっきから演技してた。本当は自分を出さないといけないのに。傷つけたくないとか言って、本当は素の自分で向き合ったら嫌われると想って、それが恐かったんだ。だから、ごめん」

橙「……やっと、ですね。」

瑠璃人「え?」

橙「やっといつもの瑠璃人さんになってくれて、嬉しいです。あなたの素もそれを何とかして取り繕って、隠そうとする不器用なところもあなたを構築する上で必要なもの。私があなたを人として好きな部分です。瑠璃人さんは、そのまんまが良いと想いますよ」


橙は、微笑む。


瑠璃人「え、へへ!じゃあ並びに行くか!」

橙「もう完売してるんじゃないですか?」

瑠璃人「分かんねぇだろ。あ、そうだ」


瑠璃人は橙の手を握ると、


瑠璃人「そ、その格好な……本当に……その……可愛い……からな!!」

橙「/////////……ありがと……う……ございます」


こうして二人は映画館に戻って行った。


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瑠璃人「楽しかったか?橙」

橙「すごい楽しかったです!」

瑠璃人「それなら良かったぜ」

橙「あの、また次行く時は、瑠璃人さんの好きなところへ行きませんか?」

瑠璃人「え!?次も行ってくれるのか?!」

橙「だって楽しかったですし……瑠璃人さん」

瑠璃人「ん?何だ?」

橙「…………ずっと、私勉強や成績のことだけを考えて生活していたので、正直恋愛感情は分かりません。でも……」


「「瑠璃人さんと接してると胸がもぞもぞするんです。」」


瑠璃人「…………え」

橙「この気持ちを恋愛感情なのか分からないんですが、瑠璃人さんにだけもぞもぞするんです。でも自分では、自分の独りじゃどうしても解明できません。だから、手伝って欲しいんです。ダメですか?」

瑠璃人「…………」


それもう「好き」って言ってるようなもんじゃね?!?!


でも……


瑠璃人「じゃあ、手伝った代わりに、それが解明出来たらオレのそばにいろよ」

橙「……うふふっ、それは手伝いの成績次第ですね」

瑠璃人「ぜってぇ解明してやるからな」


今は、このまま

友達以上恋人未満の関係で良いか

そんでいつかは


橙に惚れさせてやるからな!


橙は楽しく笑い、瑠璃人は大きく決心したのであった。


今回出番なし

兎白「瑠璃人、すごく真っ赤で、言葉もたじたじで橙をデートに誘ってたな」


こうして、橙と瑠璃人のデートは一幕を降りた。

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