「お前、強くなりたくないか?」
誰なんだこいつは、、、真っ黒なマントに身を包んでいる。
「お前らは誰だ。俺をハース一族のものと知っていて挑発してくるとはいい度胸じゃねぇか」
「まぁまぁ、今回僕たちは戦いに来たわけじゃないんですよぉ、ギルベルト・ハース君。僕たちは知っているんだよぉ、君は今のままじゃ強くはなれない。君も強くなることを望んでいるはずだ。」
戦いのきたわけではない?どういうことだ?何をしにこいつらはきたんだ?
「俺が弱いとでもいうのか?なんならここで戦ってやってもいいが、後悔するぞ。」
そうだ、ギルベルトは嫌いで嫌なやつだが力だけはある。こいつの虚空は全てを飲み込んでくれる。そして今はウェンディもいるんだ。
「そこまでいうなら相手してやろう。レティス、お前は他の2人をやっておけ、こいつは今までの環境に慣れたせいで平和ボケしている。俺が覚ましてやらないとな。」
何が何だかわからないがもしかしたらこれは絶対絶命かも知れない、、、
「来い。平和ボケした落ちこぼれよ。」
相手は何も構えることもなく棒立ちで挑発した。
「クッッソがッ!!!亜空間転移!!!!!!」
左手から出てきた虚空をギルベルトは全力で相手に向けて走った。
そして次の瞬間にはギルベルトは左手を掴まれ身動きが取れなくなていた。
「はぁ、薄っぺらいなお前は。なんなんだこの虚空は、まるでなっていない。お前の虚空はマナを使ってそこにあるありとあらゆる物質を反発させて無の空間にしただけだ。そんなんで今までイキっていたのか。落ちたもんだなハース一族も。」
こういうと相手はギルベルトを遠くに投げた。
ギルベルトはうまく受け身を取りまた構え始めた。
「食らいやがれ!!!!!!」
こういうとギルベルトはさっきの何倍もの速さで相手の方に向かった。
「???早いっ!」
とても鈍い音がしたと同時にギルベルトは倒れた。
「クッ、、、、、ッソ、、、、」
「俺が何をしたかわかるか?リベルタアイさ、ハース一族の血が通っているものにはリベルタアイを発現することができる。」
そういうと相手の左目の目の模様が変わった。
「本来はお前にも発現するはずだ、、だがそうするにはマナを目に集める必要がある。けどお前にはルートがないもんな。だから落ちこぼれなんだよ。」
ギルベルトが無属性!?!?まさかあいつまで俺と同じだったとは、、、
「うるせぇ、、、、俺は無属性なんかじゃねぇ、、俺はれっきとしたハース一族の子孫なんだよ!!!!」
「はぁ、そういうところが薄っぺらいんだと言っているんだ。ハース一族ならばなぜそんな奴と連んで練習をしているんだ。そういう所の意識の違いからもう差は開いているんだよ。」
「おいガキどもぉ、何ずっと眺めてるんだぁ?お前らだって今から僕が殺してあげますからねぇ。」
というとレティスは視界から消えた。
そして同時に後ろからすごい勢いで手に持っていた剣を刺された。
そこから先は覚えていなかった。
次回「緊急」
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