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―――無期懲役。
私は耳を疑った。
なぜあいつは死刑じゃないの!
医者の鑑定によると精神疾患を患っているから
とのことだそう。
………っざけんじゃねえ
正直、はらわたが煮えくり返りそうだった。
たったそれだけの理由で?
あいつはあんな残虐な殺し方をしたのに?
私はまだあの時の記憶も何もかも全部全部覚えていて
いないことを実感して辛くて苦しいのに!
なんであいつの罪は軽いの!?
私はこの1件で警察を信用できなくなった。
誰も信用できなくなった。
復讐しようにも奴は塀の中。できるわけがなかった。
相変わらず私の世界から色は消えている
そんなある日のこと。
ある一人の人が話しかけてきた。
『ねえ、君神樂一家殺害事件での生き残りの神樂 愛華だよね。』
『そうですが…何か?』
『ねえ、愛華さん。僕と一緒に―――』
―――第4話に続く―――