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【16話】学園生活が順調な中、海星のことが好きな女子3人組が現れた。 華やかな制服に身を包み、みんなの注目を浴びる人気者たちだ。
「ねぇ、くらげちゃんって本当に海星くんのこと狙ってるの?」
「あんまり海星くんに近づかないでくれる?」
言葉は丁寧だが、その瞳には敵意が燃えていた。
くらげはちょっと戸惑いながらも、天然スマイルで答えた。
「うーん、海星くんは私の大事な人だよ?」
その夜、女子たちはくらげの寮の前で魔法を使って嫌がらせを仕掛ける。
光の罠や幻覚の魔法で彼女を困らせるが、くらげはすぐに気づいた。
「《ルミナス・バリア》!」
彼女の周囲に強力な光の盾が現れ、女子たちの魔法は弾き返される。
「やっぱり強いね、くらげ」
女子たちが少し怯む中、くらげはにこやかに言った。
「困ったことがあったら、ちゃんと話してほしいな」
その瞬間、海星が現れ、静かに言い放った。
「次からは俺を呼べ。くらげを守るのは俺の役目だ」
女子たちはその威圧感に押され、しぶしぶ退散した。
くらげは海星に微笑みながら、そっと手を握る。
「ありがとう、海星くん。私、もっと強くなるね」
「そうだな。俺ももっとお前を守る」