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タラレバ物語【夢】第三章②
❤️涼太の夢❤️
涼太 side
翔太💙『うわぁ〜涼太見て花火花火上がった』
ベランダで夕涼みしていた翔太が興奮気味に料理中の俺の所へ来ると無理やり腕を引いてベランダへ連れて行った。
翔太💙『あれぇ?もう終わっちゃった?ねぇ涼太もう見れないの?』
涼太❤️『もう時間も時間だし終わりの方だったんじゃない』
さっきまで目を輝かせて俺の腕を引いていた翔太は、あからさまに落ち込んだ〝夏は始まったばかりだよ、また見れるよ〟そう言って頭をポンと叩いた。翔太は得意の上目遣いで〝ねぇ今年お祭り連れてって〟祭りねぇ無理でしょそんな人混みリスクしかない。
そう言えば同じような事、前にもあったな。
都内で雪が降った時北海道の雪まつりに行きたいって大騒ぎしてその後宥めるのが大変だった。
翔太の行きたい所、したい事、食べたい物全てを叶えてあげたい。その想いは常にあるけど翔太を守る事も俺の役目だと思ってる。むしろ守ることが最優先だ。翔太の夢は俺の夢。叶えてあげたい気持ちがないわけじゃない。
翔太💙『ねぇ聞いてる?ひと夏の思い出にねぇ俺の夢叶えてよ〜』
涼太❤️『夢だなんて大袈裟な・・・』
翔太も分かってる〝翔太の夢〟に俺が弱い事を。きっと叶えてくれるだろう事を・・・
涼太❤️『しょうが無いねぇ〜でもひとつ条件がある』
食い気味の翔太は〝何々?いいよなんでも言うこと聞くから〟
翔太💙『おい💢なんだよこれ』
涼太❤️『これならバレないでしょ』
翔太💙『女の子じゃん💢これ』
〝はぁい翔太腕を水平にあげてね〟文句言いながらも俺に着付けられている翔太は最高に可愛い。脱がせるのが楽しみでしか無い〝はい帯持ってて〟時代劇やってて良かった。帯の結び方だけは教わってきた。やっぱり自分で着せたいもんね。白地に青の紫陽花柄の浴衣を選んだ。メンカラだし俺の濃紺の浴衣とも合うかなと思って選んだけど大成功だな。帯は俺と同じ濃紺に帯締めは白と瑠璃色のグラデーションカラーでとても品があって可愛い。
涼太❤️『女の子より似合ってる可愛いよ翔太///なんでもするって言ってたし‥俺の夢も叶って一石二鳥だ』
翔太💙『どんな夢だよ///』
涼太❤️『秘密』
〝怖っ〟とか言ってる割には頰をピンク色に染めてすっかり内股になっている。一部始終を見ていた亮平は浴衣の裾を広げようと躍起になっている。
涼太❤️『おい変態やめろ』
亮平💚『ねぇ下着も女の子の方がいんじゃない?胸の膨らみとか必要じゃない?』
翔太💙『おい余計な事言うなよ💢もう着付け終わりました!』
舌を出して亮平に悪態をついている。それもアリだったかもな・・・
涼太❤️『ノーパンとか・・・』
〝馬鹿じゃねぇの!〟一瞬で一掃された。
この日のために特注したウィッグも、帯締めにに合わせた瑠璃色の髪飾りも最高に似合っている。
翔太💙『ねぇお化粧は?』
亮平💚『何だかんだ乗り気じゃない』
涼太❤️『肌綺麗だからリップくらいでいんじゃない?』
蓮 🖤『ちょっと待ってよ聞いてない・・・』
仕事帰りの蓮は、翔太と俺を見るなり肩を落として落ち込んでいる。
涼太❤️『流石に4人で行けないだろ?見つかったら大変だろ?』
翔太💙『ごめんね蓮』
膝を床に付けて盛大にわざとらしく落ち込んでいる。ついつい〝蓮それ長くなる?〟と聞くと睨み返された。
翔太💙『花火見たら帰ってくるから起きてて待っててね』
蓮 🖤『ねぇその下ノーパン?痛っ叩くなよ』
翔太💙『男ってヤダ///もう行こう涼太』
*亮平💚『すっかり女の子になってる・・・蓮楽しみは取っておかないとね*』
翔太💙『ねぇ涼太は変装しなくていいの?』
涼太❤️『暗いから分かんないでしょ痛っおい小突くなよ』
〝最低信じらんない〟すっかり言葉まで女の子みたいだ。離れないように手を繋いで歩いた。はしゃぐとすぐに手を離し露店の前まで駆けていく〝ねぇ迷子になっても知らないよ〟お構いなしに無邪気に店を転々としている。手に抱えきれないほどの食べ物を提げている。
涼太❤️『食べる分だけ買いなさいよ』
〝全部食べるもん〟とか言っている。近くの神社の階段に座って焼きそばを食べた。あまり露店のものは期待していなかったけど祭りの雰囲気がそうするのか翔太と外で食べるからかとても美味しかった。
翔太💙『もうお腹いっぱい///帯が苦しくって思ったほど食べれないよ』
だから言ったのに・・・
〝花火までもう少しあるよここで休憩する?〟もう少し見て回りたいと言う翔太と再び手を繋いで、人混みの中に戻った。花火まで30分をきった頃、何かを見つけて手を離した翔太は人混みをかき分けるようにして居なくなった。あれだけ忠告したのに・・・〝はぁ〟俺は大きく溜息をつくと翔太を見失った辺りを暫く探し回った。
涼太❤️『まずい・・・どこにも居ない』
もうすぐ花火が始まる。その時携帯が鳴った。翔太だ。
翔太📲『涼太どぉこぉ?うぅっごめんなさい』
泣いてる・・・
〝翔太今どの辺かわかる?〟 その問いに翔太は〝さっきの神社が見える〟
涼太❤️『神社で落ち会おう』
向かってる最中花火が上がる音がした。翔太は階段にちょこんと座って目に涙をいっぱい溜めて俺を待っていた。俺を見るなり立ち上がると泣きながら首に飛びついた。
翔太💙『ごめんなさぁい//花火始まっちゃった』
*涼太❤️『もう泣かないの。会えたからねっもう大丈夫。あっちへ行こう人気もないし花火も見えるから*』
神社の奥へ進むと敷地ギリギリの柵の所が少し開けて花火が見えた。涙を拭って嬉しそうな笑顔をこちらへ向けると唇を奪った。
翔太💙『んっ///涼太ダメっここ外だよ』
涼太❤️『誰もいないし皆んな花火に夢中。翔太も前向いて花火ちゃんと見て』
翔太 side
翔太💙『お前も花火見ろよっ、ンンンッ///やめてったら』
涼太は後ろから抱き竦め浴衣の合わせの所から手を差し込むとズルズルと下着を下ろした。俺のモノを手で扱きだして膝がガクガク震えると俺の手を取った。
涼太❤️『柵に手をついて翔太俺の夢も叶えてねっ』
翔太💙『はぁ?何それ///おいマジかよ//….んっはぁはぁあっ、ああっ』
涼太の指が後孔を弄っている。先走りを隘路に塗ると〝お尻突き出して〟そう言って優しくお腹を撫で涼太に引き寄せた。侵入してくる涼太の指を抵抗する事なく受け入れたソコは水音を響かせて俺の腰を揺らした。
涼太❤️『浴衣、ちゃんと持ってて///脚広げて』
翔太💙『あん、あんンッヤッ涼太///声が・・・』
涼太❤️『花火の音で聞こえないよ///見て綺麗///ごめん翔太//もう挿れるよ…』
翔太💙『ンンンンッはああっはっ、あっ、あっ///やだ気持ちイイ…///涼太気持ちイイんっああっあっイクイク涼太ぁ///』
涼太は俺のモノに手を充てて白濁を掌で受け止めると、自身の欲は俺の中に放った。
涼太❤️『ごめん翔太我慢できなかった』
翔太💙『気持ちかったから許す・・・』
涼太は顔を真っ赤にして〝マジでごめん〟と言うと、手を洗いに神社の本殿の方へ駆けて行った。
俺はと言うと、浴衣の裾を持ったまま動けずにいた。涼太が戻ってきて不思議そうに〝どうした?もういいよ浴衣戻しても〟と言ったけど、気付けよ馬鹿涼太。恥ずかしくて下を俯いたら涙がポロポロ溢れた。ようやく気付いた涼太は、自分の懐から手拭いを取り出すとしゃがんで後孔から流れ出る涼太の精を綺麗に拭いて後ろから抱きしめた。
涼太❤️『本当にごめん』
翔太💙『浴衣汚したらもう着れなくなるでしょ?でも涼太の大事な手拭い汚しちゃった・・・ごめんなさい』
涼太❤️『泣いたクセに俺の前で強がるなよ‥悪いのは俺なのに』
翔太💙『恥ずかしかっただけ・・気持ちかったからイイよって言っただろ?帰りにケーキ買って帰ろ?アイスも食べたい…あと…もう一回チューして?』
涼太❤️『一回と言わず何度でもしてあげる///ありがとう翔太』
翔太💙『んっ///はぁ舌頂戴///涼太足りないもっとキスして//』
涼太❤️『続きは帰ってから…またしたくなってきた///』
翔太💙『バカぁ///ねぇ…結局涼太の夢ってなぁに?』
涼太❤️『もちろん翔太の夢が俺の夢….あと野外セック////痛っ殴るなよ』
〝最低!花火もちゃんと見れなかった!〟膨れっ面の翔太は、帰りにケーキ屋さんに寄ると目をキラキラさせながらショーウィンドウを覗き込んだ。4人分のケーキを抱えて、下駄をカタカタ鳴らして手を繋いで家までの道のりを歩いた。
涼太❤️『来年も行こうね///今度は花火を見に行こう・・・』
翔太💙 『うん////』
マンションに着くなり二人の同居人より貪られた・・・
翔太💙 『いやっ///もうやだぁ…..あん///やん….もっと奥に来て…..////』
蓮♡亮平『エッロ////』
コメント
15件
さぁて、亮平の夢は?💚💚💚
浴衣の時点でまさかとは思っていたんだ。そのまさかでした!💙💙😇 明日この世を去っても悔いなしです
浴衣は思いつかなかったなー🤣🤣しかもあ◯かん、、、たしかに変態かも😂😂どんとこいです‼️