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ベッドで眠る仁人の寝顔が先程よりも重く思えた。
仁人の過去に同情しているとかそんなものではないけれど、ただ生きていて良かったと思った。
布団を首まで掛けて丸まって寝る仁人に優しく呼びかける
勇「仁人〜、?…仁人さ〜ん」
仁「…」
勇「全然起きねぇな笑」
声掛けのみではどうも起きず、次は肩を優しく揺さぶった。
勇「仁人起きて〜」
仁「ん…あぁ…勇斗かよ…。…え、はやと??」
勇「そーだよ笑ほら起きな!もう下校時刻だわ。どんだけすやすや寝てんだよ笑」
仁「まじぃ…?もうそんな時間か…」
勇「うん。荷物持ってきてやったから帰るぞ」
仁「え、一緒に? 」
勇「一緒に。」
仁「ふーん。」
勇「(ふーん。ってなんだ。ふーん。って。)ほら荷物持って」
仁「はいはい」
勇「じゃ、先生さよーならー。」
仁「さよーなら」
保「気をつけてね。吉田くんも…」
仁「"?"」
保「良い友達だね笑」
仁「はい、笑うるさいけど」
勇「一言余計だぞ」
保「あはは笑暇だったらまたおいで」
仁「うっす…,,」
勇「単位大丈夫なの?笑」
仁「そん時はそんとき。」
勇「おいおいやめてくれよ笑あ、てかマスクいいの?」
仁「勇斗が隣にいるから。俺の事守ってくれるんでしょ? 」
勇「え、?」
仁「俺の事、、先生から聞いたでしょ。飛び降りたことも」
勇「あぁ…うん、、まさか事故の当人が仁人だとは思ってなかったけどな」
仁「どう思った?嫌いになった?」
勇「嫌いになんねぇよ笑ただ頑張って生きてんだな〜って。これからも一緒に頑張って生きよーな笑」
勇斗の言葉に胸がいっぱいになった。
'頑張れ'と背中を押す言葉じゃなくて、'一緒に頑張ろう'と寄り添う言葉が何よりも心に染みた。
今まで置いてかれる言葉ばかりだったのに、初めて生きている意味が認められたと思った。
仁「うん、、頑張って生きよう、笑」
end.