物心着いた時から、家は常に暗かった。
明るさとそして空気も、父親が浮気相手と蒸発したらしい。
そんな中、母が女で1つで育ててくれた。
しかし、そんな人生のどん底に幸せなんてあるはずもなく、学校では常にいじめの標的にされるばかり、片親とずっと言われ続け担任に相談したとしてもまともに取り合ってはくれなかった。
母親に無駄に余計な心配をかけることが嫌でずっと黙っていた。
そうすると段々と、いじめがエスカレートしていった。
自分の分の給食が配られなく、仕方なく取りに行こうとすると、貧乏人は給食費入れてないから食べれませんと言われ、給食が食べれない日だってよくあった。
そんな中、心の限界の音が聞こえ始めた。
偶数:我慢をする
奇数:復讐をする