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渡辺の家に着く。

インターフォン越しに渡辺は驚いていた。



💙康二、どうしたの?


🧡ちょっと、上がってもええ?



ガチャ。

玄関先で、渡辺を見るなり、向井は渡辺を抱きしめた。



💙ちょっと!康二?


🧡俺、しょっぴーが好っきやねん!!


💙康二……



渡辺も、おずおずと向井の背中に手を回した。



💙俺も好き



向井は天にも昇るような心地になった。

渡辺をさらに強く強く抱きしめる。



💙…もぅ…っ苦しいって(笑)


🧡もう、離さへん


💙……うん。わかったから、ね?


🧡だってほんまに好きやねんもん、もう離したない


💙ばか


🧡もっかい言って


💙…好きだよ


🧡ほんま?


💙ほんま


🧡ほんまにほんま?



ちゅっ

渡辺は向井の頬にキスをした。

向井がびっくりして手を離すと、



💙しつこい



と、顔を赤くして、笑って逃げた。

向井も笑って、渡辺を追いかけた。







後日。

宮舘は向井に言った。



❤️康二。なんで俺が翔太にキスしたか知りたいか?



向井が頷く。



❤️翔太がお前を好きだって俺に言ったからだよ


🧡え?


❤️お前が風呂に行ってる間に、翔太に言われた。康二が好きだから諦めてほしいって


🧡………


❤️俺はそれでも諦めきれなかった、だからキスした。すまない



宮舘は頭を下げた。



🧡…それはしょっぴーに言うてや


❤️そうだな。後で翔太にもちゃんと謝る


🧡……やっぱり殴っとけばよかったわ



宮舘は笑った。



❤️心の整理には少し時間がかかったけど、お前たちを祝福するよ



🧡おおきに、ありがとう…って!!!!!舘さんっ!?



宮舘は、急に向井の胸倉を掴んだ。

息がかかるような至近距離で、宮舘は、向井に言った。



❤️絶対に翔太を泣かせんじゃねぇぞ



向井の体に冷汗がつたった。

向井がこくこく、と頷くと、宮舘は向井を離し、くるりと踵を返した。


殺されるかおもたわ…


去り際に後ろ向きのまま気障に片手を挙げたのを見て、さすが舘様だなと向井は思った。


宮舘と入れ代わりに、今度は向井の愛しい人がやって来る。

渡辺は宮舘をちらりと見たが、宮舘は渡辺を見なかった。渡辺は少し悲しそうにするが、向井と目が合うと、すぐに笑顔になった。

こちらに駆け寄って来る。



💙康二!


🧡しょっぴー


💙サウナ行かない?


🧡うん、行こう



二人は手を繋いで帰った。





おわり。


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