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「あいつさ、外食で『美味い』って思ったことほとんどなかったんだって。だから自分のこと味覚音痴かもって思ってたらしいんだけど、大人になってから気付いたらしいよ。『母親の料理が無茶苦茶美味いからだ!』ってさ。だからお金出して食べる料理も普通にしか思えなかったんだってさ」
「マジ?」
「たぶんマジ。だってあいつのお母さんの料理、ガチで美味しいもん。こんなの普通に毎日食べてたらそりゃ並のレストランとかの料理も普通レベルってことになるわって思っちゃった」
「へ~……!」
「だけどさ、あのレベルになるのってもう才能だと思うんだよね。だってあいつのお母さん、分量とか別に計らないんだよ。なのに美味しいの。いや、あの境地に至れるのってそうそういないって」
「お~……!」