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ーどうかまた逢えますように


星空の下、彼は星に祈りを捧げた


いつか見たこの星空は、10年以上昔の話。

それでも彼の脳裏にはしっかりと焼き付いていた。


愛する彼女と共に見たこの星空。

永遠の誓いを交わした、この小さな丘。

しかし、そんな彼女も今やちっぽけな墓石と化してしまった。


彼の頭の形をしていない頭は、風に吹かれその形を変える。

星空によく似た彼の頭部は夜空に紛れて消えていってしまいそうだった。


「いっそ、このまま…消えればいい。」


そんな彼の呟きは吹き荒れる風に乗ってどこか遠くへ消えてしまった。

彼の願いを聞き入れたかのように、彼体も、星空にとけて、消えていくのだった。




ーーーーー

罪深い作者のまえがき


皆様、お久しぶりです。

作者のカワズと申します。

掛け持ち…3つ目…ですね()

本当にすみません。

3つともしっかり完結させますから…どうかご勘弁を…

人外と女の子って…いいですよねぇ…(噛み締め)

読んでくれたらすごく嬉しいです。

よろしくお願いいたします(* . .)))

君にアネモネの花束を

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