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年に1度暑い夏に行われる夏祭り
俺は友達に誘われて夏祭りに行くことになった
夜には花火も上がるらしい
『あっつ……』
人も多く浴衣も着させられたからより暑い
長い髪は結いて黒と紫の浴衣を着た
5分ほど歩いたところの屋台で
たこ焼きを買ってみんなが射的や金魚すくいをしてる間
俺は人混みから少し離れたベンチで休んでいた
『たこ焼きおいし〜』
ひとり黙々と食べていると
チリンと鈴の音がして
音がした方を見ると狐の仮面を被り
綺麗な浴衣を着た 人がたっていた
俺に気がつくと木の奥へと
歩いて行ってしまった
無意識に足が動いて気が付けば後をつけている
まるで俺が不審者みたいじゃん
「……おい、いつまで着いてくる」
『え、』
『男?』
まさかの男
俺が思っていたよりとても低い声でびっくり
「お前の目は節穴か」
カパッ
『…わー、』
狐の仮面を外した彼は
あまりに美しく綺麗な人だった
「それで?なんで俺に着いてきた」
『いや、それが分からなくて』
「は?」
『好奇心でつい』
「こっから自分で帰れんの?」
『帰れません』
「はぁー……」
『もう今からじゃどっちみち 花火の時間も
間に合わないので どうにかなります』
「何お前花火見たいの?」
『友達に連れてこられて』
「あそ、着いてきな」
少し歩くと見たことない
でっかい神社が出てきた
パーン
あ、花火始まったんだ
「こっち」
『っわ』
腕を引っ張られ連れてこられたのは
花火がとてもよく見える場所なのに人もいない
ここに居るのは俺と彼の2人だけ
「ここ、花火綺麗に見れるんよ」
『ほんとですね』
『綺麗』
ニャー
「お前も見に来たんか」
「花火の音でびっくりして起きた?」
「ウケんね」
『猫?』
「こいつ俺のオトモ」
『へーすごい空飛べるんですね』
「びっくりしないんだな」
『この世界には色んな生物がいますから』
「変なやつ」
そんな話をしていると
花火もそろそろクライマックス
『そろそろ終わりですね』
『毎年誰かと見てるんですか?』
「んや1人」
「そもそも一般人は
ここに辿り着けないからな」
「ここに来たのはお前が初めて」
『初めて貰えて嬉しいです』
「なんか、きも…」
『えぇ酷い』
『てかこの花火大会の
ジンクス知ってますか?』
「なにそれ知らん」
『じゃあ教えない』
「だる」
「そういえば名前、聞いてなかったな」
『俺は星導ショウです』
「小柳ロウ」
『じゃあ小柳くんですね』
「お前のことはなんて呼べばいい」
『星導とでも呼んでください』
「じゃあ星導」
『はい』
名前も知れたしそろそろ帰ろうかな
みんな心配してるだろうし
『小柳くん俺そろそろ』
「あぁ、もうそんな時間か」
「オトモ送ってってやれ」
「じゃ、」
『待ってください』
『また、来ていいですか?』
「……ここまで1人で来れないだろ」
『あ確かに』
『ちょっとお迎えを…』
「今日お前が俺を見つけた所は
オトモが見張ってる」
「お前とオトモは面識があるから
こいつが案内してくれるだろう」
『頼みましたよオトモさん』
ニャー
『てことで帰ります』
「帰れ帰れ」
『またね小柳くん』
「ん」
この花火大会のジンクス好きな人と
一緒に花火を見たら 恋が実るとか❤︎
数時間前に好きな人出来たし
一緒に花火を見たから俺の恋は実るってこと
まぁ、実らなくても必ず落としてみせるから
待っててね小柳くん