「秋山ああああ。」
俺はこいつを許すことは無いだろう。人は本当に怒った時は感情と言うものを無くす。そう、無の極地に行くのだ。
正直、これが成功したのは全て秋山のおかげだ、あいつが『 たぬきクイズ』だと気づかなければクリアは出来なかった。全員死んでいた。そんなやつをこいつは殺した。
秋山は人のために全力を尽くせるやつだった。殺されたのもそうだ、俺の心情を理解した上でクソ野郎に反発した。殺される自覚があったかも知れない。そんな恐怖に屈しないで俺の事を守ってくれた。あいつは本当に凄い。俺は周りのみんなに支えられている。だからそいつらを殺すやつは絶対に許せない。
「いやー!今meは気分が実に良い!今なら何をしてもいいですよ!害虫も潰したことですしね!」
みんなそれぞれこいつに対する罵倒を次々に発した。「ゴミ野郎」「死ね!」など、全て俺も思っていたことだ。しかしやつは何も思っていない顔をしていた。俺もそんなものでは物足りない。
俺はゆっくりクソ野郎に近づいてこう言った。
「秋山のことはどう思ってた?」
「秋山?誰ですかそれ?」
そう言われて、俺は理性を失った。
俺は思うがままにこいつを殴り続けた。無駄だと分かっていても。どうせこいつは怪我を回復させるだろう。だが殺したら全て関係無くなる。できるだけ残酷に、すぐに死なれては困る。もっと苦痛を味あわせて。橋本、戸部、秋山、3人に対する気持ちが今ひとつになった瞬間だった。
手に血が着いても、顔に血が着いても、俺は一心不乱に殴り続けた。
しかしこのクソ野郎はこう言った
「いつまでYouは惨めな行動をとるのですか?いくらmeから血を出させても無傷と同じです。見ててくださいよ!」
と言うと傷は愚か、痣すら無くなった。
「分かりました?Youがどれだけ殴っても無駄なんです。」
そんなこと最初からわかっていた。殺せないなら無理やり殺せばいい。
「あっそ」
俺は冷たい言葉を返し、また殴り続けた。周りからは俺を褒める声、称える声が聞こえた。
「はーっ。これだからほんとにPeopleは嫌いなんです。1人が何かすればそれに群がり何かを言う。まるでアリだ。」
「じゃあお前は砂糖だ。」
「What?」
「砂糖はなアリの大好物なんだよ。だから今こうして無限に湧き出てくる砂糖を狩ってるだろ?分かるか?」
「なるほど!You上手いですねー!それじゃあそろそろこれも終わりです!」
と言うと俺はクソ野郎から離されていた。そうして体力の限界が来たのか、目の前が真っ暗になった。
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