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そして帰りの岩本の車の中
助手席で睡魔と葛藤している様子が
あまりにも可愛いらしくてクスッと笑う。
オーディオの音量を少し下げ、
静かな曲に変える。完全に蓮が堕ちたところで
シートを倒し蓮の自宅近くの静かな場所で
停車する。
ー5分後ー
「うわっ💦。寝ちゃった!照くんゴメン!」
〖いいよ。寝れるってことは調子いいって
事だろ?〗ニコッ。
岩本はこのところ
蓮が眠れていないことを知っている
唯一の1人だ。
「も~。照くんには適わないよ。
スケジュールの事も、ホントありがとう。」
〖それはこっちのセリフ。めめには1番
ツライ思いさせちゃった。
頑張りすぎるお前の性格分かってんのに
ホント ゴメンな。〗
「照くん………。俺は…SnowManが
大好きだから。ただ…それだけだから…。
メンバーのこと もっと知ってもらいたいから。
俺がきっかけになれるなら…俺に出来るなら
何でもしようって。ただ頑張ってただけだよ」
ありがとな。岩本は蓮の肩に手を置き
笑顔を見せる。
「結局貴重なオフ……1日潰しちゃってゴメン。」
〖全然!むしろこのタイミングで
良かったのかもって思ってる。
これからきっともっと忙しくなる、出来ることは
先に取り組んでおかなきゃ。潰されないうちに〗
うん。
蓮はうなずいた。
夕焼けがふたりの顔を紅く染めていく。
「夕焼け キレイだね。」
〖ああ。とりあえず明日は休みな。
明後日からまたよろしく!〗
蓮は車をおり岩本に手を振り車を見送る。
自宅に戻ると部屋は綺麗に片付けられており、
コートと荷物を片付けテーブルに目をやると
渡辺のメモと食事が置いてある。
〈舘がご飯作ってくれたから必ず
全部食べろよ!残したら許さないからな!〉
しょっぴーが作ったんじゃないんじゃんꉂꉂ(ˊᗜˋ*)
ゆり組強っ!笑ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)
椅子に座って宮舘が作ってくれた
たっぷりチーズがけデミグラスソース
オムライスにスプーンを入れ 口に運ぶ。
「なにこれ!ヤバっ😱‼美味ッ!」
コンソメスープもサラダも
食事のバランスを考えられた最高の食事だった。
【舘さんありがとう😀
めちゃくちゃ美味しかった。
ちゃんと全部食べたよ!】
ピッ!メールを送る。
【しょっぴー部屋の片付けありがとう!
食事も舘さんにわざわざ頼んで
作って貰ったんでしょ?www
めちゃくちゃ美味しかった、今食べ終わったよ】
ピッ!メールを送る。
洋服を着替えラフな格好の蓮は
また外へ出かけていく。
あの人に会いに行くために…。
風向きが季節を変えていく。
ひんやりとした空気と共に辺りは暗くなり、
空には綺麗な満月と星が瞬いている
携帯の音楽を聴きながら公園のベンチに座る。
あ、Secret Touchだ。
悲しげなメロディーとメンバーの声。
自分の声が気恥しいが、
この時間の物悲しい感じに合っていた。
【……に……ているの?】ん?
ぅわっ!蓮は驚く。
イヤホンを外して顔を上げる
目の前には紫苑が立っていた。
ー続く