七森Part10 その子が言った言葉が気になりつつも次留くんと家へ帰った。その途中誰もいないはずの場所から音がした。よく耳を澄ますと微かな話し声が聞こえてきた。「り…く…、りょーた……」か弱くもう途絶えそうな…知っている声だった。声をかけるとあっあ…といいながら涙を流している彼。知っている。知らないわけない。すると彼がこう呟いた「ななにぃだぁ……」 やっぱり、心のどこかで似ているだけかもとか忘れているだろうと思っていた。違った。きっと彼は…彼らは…俺のとこに来ようとしてあと一歩で途絶えてしまうところなのだろう…「七森?!はよせな死んでしまうで?!」迷う俺に強い言葉を浴びせる…次留くんがいなければ俺は知らないふりをして帰っただろう。…ごめん…ごめんな…「久しぶり…さとちゃん…」
胡路Part10 「なお…さん…?」驚きと緊張のあまり声が裏返り小さくなってしまった。「あ!びっくりしたっしょ?俺が金髪でピアス開けてっからw」…びっくりしていた。なおさんのイメージとは違ったから「金髪のこれは地毛だけど?」ふつーに言いすぎてもはや違和感すらない「学校…とかは?」疑問が口から漏れる…「カツラしてるにきまってっだろw」いや、知らんがな…「てかころっちってガチで中学生なのな?緊張してんの?!大丈夫…ってw」そういうなおさんもめっちゃ緊張してるけど…「こっち来な、こっちで撮影できるよ」そう言って手招きしエレベーターにのると押した階は5階でももっともっと上があって…果てしなかった「あ、もりっち!補助お願い!」そう言って出てきた人…それはかつて僕の前に現れた…「七森…せんぱい…」
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え、神やん……さとみくんが……泣いてる…ッ(欲がでtーー((殴