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🎼☔️「……お願い……なつくん、もう無理……っ、こさめ……身体、変になっちゃう……」
汗でシーツはぐしゃぐしゃ。
こさめは身をよじってベッドにしがみついていた。
呼吸は乱れて、瞳は涙で濡れて、肌の奥が焼けるように疼いてる。
ヒートの本番。
フェロモン抑制香すら、もはや効果を成さなくなっていた。
🎼🍍「大丈夫。お前の身体はちゃんと“俺のため”にできてる」
ベッドの隣に腰かけたなつくんが、そっと手を伸ばして、
こさめの髪を指先ですくう。
優しい。けど、逃げ道を塞がれるような、冷たく重い指先。
🎼🍍「αに抱かれるのが怖いって顔してるけどさ、
俺以外に抱かれることなんて、最初からありえないんだよ?」
🎼☔️「……っ、でも……番になったら……一生、なつくんのもので……っ」
🎼🍍「うん、そうだよ」
あっさりとした答えに、こさめの胸がぎゅっと苦しくなった。
もう、逃げられない。そう思わされる。
🎼☔️「……ほんとに、こさめのこと、飼うつもりなの……?」
🎼🍍「最初からそのつもりだった。
“アイドル”の仮面被ったままじゃ、お前はいつか壊れる。
だったら、俺の檻の中で飼ってやった方が――よっぽど安全だろ?」
言葉は優しさのようでいて、どこまでも支配だった。
🎼🍍「ほら、力抜け。……噛むよ」
🎼☔️「っ……」
なつくんが、首筋に顔を寄せた。
Ω腺をなぞられるたびに、びくびくと全身が跳ねる。
恐怖と、でもそれ以上の期待と、抗いきれない本能。
🎼🍍「怖かったら、目つぶってていいよ。
そのかわり――“こさめはなつくんの番になります”って、言ってみ?」
🎼☔️「……っ、そんなの……」
🎼🍍「言えなきゃ、俺の躾が足りなかったってことになるな。
そしたら明日からは、ちゃんと“調教メニュー”に変えてくけど」
🎼☔️「や……っ、それは……っ」
選択肢なんて、なかった。
どこにも逃げられない。
唯一残されたのは――服従の言葉。
🎼☔️「……こ、こさめは……っ、なつくんの……番に、なります……っ」
言った瞬間、なつくんの唇がΩ腺を覆って。
次の瞬間、牙が肌に食い込んだ。
🎼☔️「――――っ!!」
じん、と熱が走る。
身体の中が、なつくんのもので満たされていく感覚。
怖くて、気持ちよくて、涙が止まらなかった。
🎼☔️(こさめ……ほんとに、なつくんの、番に……っ)
その夜、こさめは正式に“所有物”になった。
そして次の日から、
こさめはアイドルとして活動しながらも、
裏ではマフィアの若頭に“飼われる”存在として生きていくことになる。
笑顔の裏で、首筋の噛み跡を隠しながら――。